地域におけるASEANの中核的な役割を再確認

(VOVWORLD) - 会議で発言に立ったソン大臣は、「ASEANは中核的な役割を果たし、相手国との関係における均衡的なアプローチ方法を保っていく必要がある」と指摘しました。
地域におけるASEANの中核的な役割を再確認 - ảnh 1  ブイ・タイン・ソン外務大臣=ベトナム外務省

既にお伝えしましたように、8月2日から6日にかけて、ASEAN=東南アジア諸国連合外相会議と関連各会議が行われています。2日には、第54回ASEAN外相会議や、第23回ASEAN政治・安全保障共同体会議、第29回ASEAN調整評議会会議、人権に関する対話などが行われました。ブイ・タイン・ソン外務大臣率いるベトナム代表団がこれらの活動に出席しました。

ミャンマー問題に関し、加盟諸国は、ミャンマーが困難を乗り越えるために支援することや、効果的な解決策を模索すること、ミャンマーが新型コロナウイルス感染症に対応するために支援すること、ミャンマーへの人道支援をすることなどで一致しました。

会議で発言に立ったソン大臣は、「ASEANは中核的な役割を果たし、相手国との関係における均衡的なアプローチ方法を保っていく必要がある」と指摘しました。国際問題に関し、ソン外相は、「平和・安定・安全保障は新型コロナへの効果的な対応や、地域内の成長促進にとって決定的な要素である」と強調しました。また、海上問題に関し、「ASEANは自らの立場を堅持し、1982年国連海洋法条約に従って海上でのあらゆる活動を管理する必要がある」と再確認しました。

ソン大臣は、SEANWFZ=東南アジア非核兵器地帯条約に対するベトナムの支持を強調するとともに、核保有国の東南アジア非核兵器地帯条約への加盟に関するASEANと核保有国との協議を進めるや、原子力事故や放射線緊急事態に対応するASEAN規範を作成することなどを歓迎しています。

3日、ASEAN外相らはASEAN+3の枠内で、日本や、韓国、中国の外相らとの会議を行いました。

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