外務省の定例記者会見

(VOVWORLD) - 9日午後、ハノイで行なわれた外務省の定例記者会見で、レ・ティ・トゥ・ハン報道官は新型コロナウイルス感染症が複雑に推移している中で国外在住ベトナム人の保護を第一に位置づけていると強調しました。

また、幾人かのベトナム人が外国の国際空港に到着した時、既にフライトがなく、そのまま、待機して帰国できなかった件に関し、ハン報道官は次のように語りました。

(テープ)

「これまで、外務省の指示に従って、国外駐在ベトナムの代表事務所は国内外の関係機関と協力し、ベトナム人およそ1500人を帰国させました。現在、各国と地域の新型コロナ対応で飛行が一時停止されているので、幾人かのベトナム人は国際空港に留まっていますが、ビザ申請も難航しています。これに対応するため、ベトナムの代表事務所は各国の航空と連携し、ビザ発給や医療ケア、食糧の支給などの面で支援しています。」

一方、ベトナム外務省が中国に対する抗議文書を国連に提出したことに関して、ハン女史は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムの一貫した立場はベトナム東部海域での紛争を国際法に従って平和的措置で解決するということです。国連に抗議文書を提出したことはベトナムの立場を示し、ベトナムの正当な権利を保護するためのものです。この文書の中でベトナムはホアンサとチュオンサ両群島に対する領有権を主張し、1982年国連海洋法条約に従って、これらの群島に対する主権、管轄権を示しています。」

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