外国投資家ら ベトナムの経済回復に信頼

(VOVWORLD) -  シンガポールに本社を置くユナイテッド・オーバーシーズ銀行が公表した今年第3四半期の経済成長レポートによりますと、ベトナムの第3四半期のGDP=国内総生産伸び率は、大幅に鈍化しており、わずか1.5%に達し、昨年同期を下回っています。

これは、主に、新型コロナウイルス感染症の第4波を制圧するため、全国的に適用された社会隔離措置によるものです。グローバルなサプライチェーンの寸断に伴い、ベトナムの貿易活動も停滞し始めました。ただし、困難が山積していたにも係わらず、ベトナムへの外国直接投資額は、220億米ドルを超え、昨年同期を上回っています。これは、ベトナムの経済回復の可能性に対する投資家の信念を示すということです。

また、レポートは「今後、新型コロナの感染拡大が抑制され、集団予防接種を加速させた場合、第4四半期にベトナム経済成長率は7%に達し、また、来年に、通常の成長率約7.5%のに戻る」と予測しています。

ユナイテッド・オーバーシーズ銀行の代表は、「パンデミックへの対応における政府と国民の緊密な協力により、ベトナムのGDPの伸び率の低下は一時的なものに過ぎない。ベトナム経済は、徐々に強く回復するだろう」と強調しました。

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