巨大地震想定して医療救護訓練

(VOVWORLD) -南海トラフ巨大地震などの災害に備え、医療関係者が参加して、円滑な救護所運営を行うための手順を確認する訓練が、高知市で行われました。
訓練は日本赤十字社などが高知市内で行い、日赤の職員や医師などの医療関係者、およそ100人が参加しました。

訓練は南海トラフ巨大地震など大災害が起きたとの想定で行われ、参加者はグループに分かれて、救護所を運営するために必要な作業の手順を確認しました。

このうち救護所として使われるテントの設営訓練では、コンパクトに折りたたんだテントの骨組みをかけ声とともに、一斉に引っ張って広げたあと、テントの中に入ってポールを1本1本立てていました。

また災害時に点滴のパックをつるすことを想定して、テントの柱にロープを水平に張る訓練も行われ、参加者たちは、ほどけにくく簡単に結べる結び方について指導を受けていました。

日本赤十字社高知県支部によりますと、台風19号による関東甲信や東北での大きな被害について、医療支援などの要請はまだないということですが、いつ要請が来ても大丈夫なように準備を進めているということです。

日本赤十字社高知県支部事業推進課の吉岡邦展課長は「大きな災害が起きたときに、スムーズな救護活動が出来るよう、訓練を繰り返していきたい」と話していました。

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