東京オリンピックが開幕

(VOVWORLD) - 新型コロナウイルスの影響で1年延期された東京オリンピックは、23日、開会式が行われ、感染の再拡大によってほとんどの会場が無観客で行われるなど極めて異例な状況の中、開幕しました。
東京オリンピックが開幕 - ảnh 1   開幕式に出席するベトナム代表団=VTV

57年ぶりに東京で開催されるオリンピックの開会式は、23日午後8時からメインスタジアムの国立競技場で無観客で行われました。

開会式は、「United by Emotion」、“心でつながる”がテーマで、新型コロナウイルスの脅威の中で日々を過ごす世界の人々に向けて、希望を感じてもらいたいというメッセージが込められました。
また式典の中では、新型コロナウイルスで亡くなった人たちへの哀悼の意を表すため、出席者全員が黙とうをささげました。
このあと、オリンピック発祥の地、ギリシャを先頭に205の国と地域、それに加えて難民選手団の選手たちが日本の50音順に入場行進しました。
開催国の日本選手団は最後に登場し、155人の選手たちが、旗手をつとめるバスケットボール男子の八村塁選手とレスリング女子の須※サキ優衣選手に続いて入場しました。
そして、天皇陛下が開会を宣言され、史上最多の33競技、およそ200の国と地域から1万1000人余りが参加するスポーツの祭典が、新型コロナウイルスの再拡大が懸念される中、開幕しました。
そして、ことし3月に東日本大震災の被災地、福島県を出発して国立競技場にたどりついた聖火は、元プロ野球選手の王貞治さんと長嶋茂雄さん、それに松井秀喜さんなどによってつながれ、最後は、テニスの大坂なおみ選手が聖火台に点火しました。
大会は来月8日まで17日間にわたって開催されます。(NHK)

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