21日、国家経済社会情報予測センターは在ベトナムアイルランド大使館と連携して、「2021年～2025年のベトナム経済展望：次世代自由貿易協定がもたらすチャンスと試練」をテーマにセミナーを行いました。

セミナーで、専門家らは2021年～2025年のベトナムの経済の発展への予測と経済に対する次世代自由貿易協定の影響などについて意見を交換しました。国家経済社会情報予測センターのダン・ドゥク・アイン副センター長は次のように語りました。

（テープ）

「第１のシナリオにはベトナムが今のような経済成長モデルを維持した場合、経済成長率は7％前後になるということです。世界経済の成長が鈍化し、国内経済の競争力には変化がない背景の中で、このレベルの経済成長率を維持することも試練となります。第2のシナリオにはベトナムが第4次産業革命とデジタル経済がもたらすチャンスを掴んだ場合、ベトナムの経済成長率は7.5%に達するという予測が出されました。」

CPTPP=環太平洋経済連携協定に関する包括的及び先進的な協定、及び、ベトナムとＥＵ＝欧州連合とのＦＴＡ＝自由貿易協定を始め、次世代ＦＴＡの締結と履行は2021年～2025年のベトナム経済の発展に大きな影響を与えるとされています。