米国務副長官が韓国訪問 朝鮮対応で連携確認へ

(VOVWORLD) -アメリカ政府で北朝鮮問題を担当するビーガン国務副長官が、7日午後、専用機で韓国を訪問しました。米韓両国に対して揺さぶりや、けん制を強める朝鮮民主主義人民共和国への対応を中心に意見を交わし、緊密な連携を確認する見通しです。
米国務副長官が韓国訪問 朝鮮対応で連携確認へ - ảnh 1 ビーガン副長官(写真:AFP/TTXVN)

アメリカ政府で朝鮮民主主義人民共和国問題を担当するビーガン国務副長官は、7日午後3時ごろ、韓国の首都ソウル近郊にあるオサン(烏山)空軍基地に専用機で到着しました。

ビーガン副長官が韓国を訪問するのは、およそ半年ぶりで、8日午前、カン・ギョンファ(康京和)外相や、チョ・セヨン(趙世暎)第1外務次官、それに、イ・ドフン(李度勲)朝鮮半島平和交渉本部長と個別に会談する予定です。
また、韓国大統領府で外交や安全保障の司令塔を担う国家安保室長に、6日就任したばかりのソ・フン(徐薫)氏などとも、会談するのではないかという見方が出ています。
朝鮮半島情勢をめぐっては、朝鮮民主主義人民共和国が先月、南北の共同連絡事務所を爆破したあと、韓国への対抗措置として明らかにしていた、軍事計画を一転して保留しました。
また、朝鮮民主主義人民共和国外務省の高官が相次いで談話を発表し「アメリカと向き合うつもりはない」などとして、米朝対話に応じる考えはないと強調しています。

このため一連の会談では、米韓両国に対して揺さぶりや、けん制を強める北朝鮮への対応を中心に意見を交わし、緊密な連携を確認する見通しです。

ビーガン副長官は3日間にわたって韓国に滞在し、9日の午後、日本に向けて出発する予定です。(NHK)

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