米大統領選 民主党大会は8月に延期 新型コロナ感染拡大で

(VOVWORLD) -新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ことし秋のアメリカ大統領選挙に向けた野党・民主党の候補者を正式に決める全国党大会が当初予定されていた7月から、8月に延期され感染拡大の影響が大統領選挙にも広がっています。

アメリカ大統領選挙で政権奪還を目指す野党・民主党の候補者選びは各州での予備選挙や党員集会をへて、7月13日から開く全国党大会で正式に候補者の指名が行われる予定でした。

しかしアメリカでも新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受けて民主党は2日、日程を1か月余り延期し8月17日の週に開催すると発表しました。

民主党の候補者指名争いはバイデン前副大統領が優位に立っていますが、サンダース上院議員も逆転を目指して運動を続ける意思を示しています。

ただ新型コロナウイルスの感染拡大の影響で両陣営とも集会が開けないほか、ニューヨーク州が今月28日に予定していた予備選挙を6月に延期するなど各州で予備選挙や党員集会の延期や郵送投票への変更が相次いでいます。

党大会の延期について民主党全国委員会のペレス委員長は「参加者の健康と安全がわれわれの最優先事項だ。民主党はトランプ大統領を倒す準備は出来ている」とする声明を出しました。

しかし、日程の遅れが本選挙に向けた準備の遅れにつながるという指摘もあり、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が大統領選挙にも広がっています。


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