英 離脱に伴う移行期間 “延長せず” EU側に伝える

(VOVWORLD) -ことし1月にEU=ヨーロッパ連合を離脱したイギリスは、年末までの移行期間を延長しないことをEU側に正式に伝えました。残り半年で自由貿易協定などを結ぶことを目指し、今後、交渉が集中的に行われることになります。
英 離脱に伴う移行期間 “延長せず” EU側に伝える - ảnh 1       (写真:AFP/TTXVN)

イギリスとEUは離脱に伴う人やモノの移動の急激な変化を避けるため、年末まで設定された移行期間中に今後の関係を決めるための交渉を続けています。

このうち貿易交渉ではイギリスの水域での漁業権の取り扱いなどをめぐって双方の主張に大きな隔たりがあり、さらなる交渉のため移行期間を延長するかどうかが注目されてきました。

こうした中、12日に行われた協議でイギリスのゴーブ担当相は、移行期間を延長しないことをEU側に正式に伝えました。

年末までに自由貿易協定などの交渉がまとまらなければ、年明けからは双方の間で関税が発生するなど混乱が起きることも予想されます。

このため双方は、貿易交渉を来月にかけて集中的に行っていくことにしているほか、週明けの15日には、イギリスのジョンソン首相と、EUのフォンデアライエン委員長が会談して直接、事態の打開を目指すことにしています。

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