(写真： VGP）

既にお伝えしましたように、17日夜、ハノイで、ベトナム祖国戦線は「貧困者のために力を合わせる」という貧困者支援イベントを行い、グエン・スアン・フック首相や、グエン・ティ・キム・ガン国会議長らが参加しました。

その冒頭で、グエン・フ・チョン党書記長・国家主席はベトナム祖国戦線中央委員会を通じて、台風・洪水による多大な人的物的被害を受けている被災地住民に見舞いの言葉を送りました。チョン氏は、各レベルの党委員会、行政府、団体、機関、企業、個人に対し、自然災害予防対策を進めながら、被害克服や、被災地住民の支援に力を合わせていくよう呼びかけました。

また、国外在留ベトナム人に対し、民族の良き伝統と美意識を発揮させ、国内の貧困者支援運動に参加するよう訴えました。

一方、席上、発言に立ったフック首相は、「飢餓・貧困解消は、党と政府の大きな政策であり、重要な任務の1つでもある」と再確認するとともに、「全社会の力と支持により、国の飢餓・貧困解消事業は多大な成果を収め、国際社会から好評を得ている」と明らかにしました。

イベントで、参加者らは台風・洪水による多大な人的物的被害を受けている被災地住民を支援するための募金運動を行いました。また、この機に、国内外の機関、企業、団体、個人は「貧困者のための基金」に2兆4000億ドン（約120億円）を寄付することを公約しました。