韓国外交長官「米バイデン政府と同盟・韓半島問題の進展に向けて努力」

(VOVWORLD) - 韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が先月30日、在外公館長会議開会式で「アメリカのバイデン新政府と戦略的疎通を強化し、韓米同盟の発展と韓半島(朝鮮半島)平和プロセスの進展のために努力してほしい」と明らかにしました。
韓国外交長官「米バイデン政府と同盟・韓半島問題の進展に向けて努力」 - ảnh 1   韓国のカン・ギョンファ外交部長官=Yonhap
康長官は開会式冒頭発言で4強外交政策を説明し、近く発足するアメリカのバイデン政府オーダーメード型発言を繰り返しました。康長官は「(韓米同盟は)価値同盟として民主主義と平和、人権、国際連帯と多国間協力など、共同の価値実現に向けてアメリカとより一層緊密に協力していく」としながら「特に当面の懸案である新型コロナの克服と気候危機対応において、韓米間のパートナーシップを強化していかなければならない」と話しました。

康長官が韓米関係で、人権や国際・多国間協力を強調したのはバイデン政府に対する「コード合わせ」と読み解くことができます。「新型コロナと気候危機対応」における韓国の役割について言及したのも、バイデン氏が就任後の最優先国政課題として新型コロナ対応とパリ協定復帰を挙げたことと無関係ではないと解釈されます。

康長官は朝鮮民主主義人民共和国の政策に関しては「現在、南北・米朝間対話の膠着状態が持続していて、朝鮮民主主義人民共和国は新型コロナで国境を封鎖している状況」としながらも「韓半島平和プロセス進展に対する政府の意志と努力を駐在国に積極的に説明してほしい」と注文しました。

康長官は先月25~27日の中国の王毅国務委員兼外交部長の訪韓に言及し、中国と高官交流を持続していく点についても言及しました。(中央日報)

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