(VOVWORLD) -国際通貨基金(IMF)は21日、ウクライナ当局と4年間で約156億ドル(約2兆円)を支援することで事務レベルの合意に達したと発表しました。ロシアによる侵攻からの復興や、経済の回復につなげる狙いです。今後数週間のうちに、理事会で支援を承認します。
IMFの担当者は、ロシアの侵攻でウクライナの経済活動は30%縮小したと指摘しています。支援決定は、先進7カ国(G7)などの支援にもつながるとしています。今月8日から15日まで、ポーランドの首都ワルシャワでウクライナ当局と協議しました。
イエレン米財務長官は声明で「ウクライナ経済に不可欠な支援を提供することになる」と合意を歓迎しました。
またIMFは2023年のウクライナの実質国内総生産(GDP)成長率について、前年比マイナス3%からプラス1%を見込んでいると明らかにしました。(共同)