アメリカ・ニューヨークでは、飲食店や劇場などが利用客に対し、新型コロナウイルスのワクチン接種の証明書を提示するよう求める＝AFP/TTXVN

ＯＥＣＤ＝経済協力開発機構は、２０２１年の世界の経済成長率が５．７％になるとの見通しを発表しました。

ＯＥＣＤが２１日に発表した２０２１年の世界全体の実質経済成長率の見通しは５．７％で、５月公表の前回予測の５．８％から０．１％下方修正しました。国別で見ると、日本は前回の２．６％から２．５％に、アメリカは６．９％から６．０％に下方修正されましたが、中国は８．５％と変わりませんでした。

ＯＥＣＤは、新型コロナワクチンの接種率が高い国では「デルタ株」の拡大による経済への影響は比較的抑えられたものの、より世界経済の回復を軌道に乗せるためには、低所得国にもワクチン接種が進むよう国際社会の一層の努力が必要だと警告しています。（TBSテレビ）