疫病予防対策向けの消毒用手洗い石けん液を自製する教師

(VOVWORLD) -新型コロナウイルス感染症予防対策に適切な貢献をするため、中部クアンチ省クアンチ町にあるルオン・テ・ビン小中学校の科学教師ボ・フォック・フンさんは、家庭と学校向けの消毒用手洗い石鹸液の作り方を研究して、作れるようにしました。
疫病予防対策向けの消毒用手洗い石けん液を自製する教師 - ảnh 1        フン教師

フン教師によりますと、新型コロナウイルス感染症の予防対策のためのハンドソープが品切れ状態になった情報を聴いた直後に、この消毒液の製造を考えました。市場に流通している商品とWHO=世界保健機関の手ほどきを参考にしながら、消毒ハンドソープ液の製造に着手することにしました。この消毒液に使える医療用アルコール、過酸化水素水(H₂0₂)、グリセロール、蒸留水などの主要成分は安価で入手しやすいものばかりです。 

(テープ)

「インターネット上で、WHOの作り方を読んで、作りました。この殺菌ハンドソープの作り方はとても簡単なので、生徒に教えようと思います。」

フンさんによりますと、現在、市場では、各種の消毒・殺菌液が販売されていますが、大容量ポンプ500mlは15万ないし20万ドン(1千円未満)の高い価格で販売されています。その一方で、原料を買って、学校の実験室の設備を利用すれば、同様の消毒・殺菌液を作ることが出来ます。自分で作ったものの費用は、市場の価格の3分の1程度で、とても低価格だということです。

フンさんが作った消毒・殺菌ハンドソープは、手肌のうるおいをしっかり守って殺菌ができる効果があると高評されています。フン教師について、ルオン・テ・ビン小中学校のファン・ホン・フック校長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「フンさんは、専門に優れた教師です。彼は、科学技術や、情報技術などに関わるコンクールに参加して、いずれも高い成績を収めました。」

一方、クアンチ省医療局のド・バン・フン局長は、「WHOの規定に従って、殺菌ハンドソープ液を作った個人や組織は、コミュニティ内の感染症予防対策に貢献することであり、歓迎されるべきだ」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「私たちは、医療部門の基準を満たした環境と健康に優しい商品を奨励します。フンさんが使用した原料は、簡素な手肌に安全性がありますので、生徒たちが使っても構わないと思います。」

新型コロナウイルス感染拡大により、需要が急増している殺菌用ハンドソープの価格高騰になっている背景の中で、多くの人々は、この商品を通常の数倍の価格で販売しました。しかし、コミュニティの為に無料で作って、または、人々にハンドソープの作り方を教えたい意向にあるフンさんの行動は、表彰されるべきです。フンさんのようなお手本は拡大されるはずでしょう。

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