(VOVWORLD) -ベトナム中部高原地帯テイグエン地方にあるザーライ省ツーパ県ギアフン村には絵のように美しい道があります。
樹齢100年を超えた松の並木 |
この道の両側には樹齢100年を超えた松の並木があり、ザーライ省に足を運ぶ観光客が見逃すことができない観光スポットの一つとなっています。全長わずか1キロメートルほどの小さな道ですが、アスファルトできれいに舗装されています。道の両側には古くから植えられた松の木が二列にずらりと並んでいます。
地元の人々によりますと、フランス人がザーライ省のプレイク高原に最初の茶畑を作った20世紀初頭に、松の木が植えられました。時間が経つにつれて松の木も大きくなり、この道路に日陰を作り、ロマンチックな景色を作り出します。ギアフン村の村人の一人であるドゥ・スアン・トゥさんは次のように語りました。
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「以前、この道は村と村を結ぶ普通の道路でしたが、観光が発展するにつれて多くの観光客が訪れました。ここは毎週末、特に祝日、正月、9月2日の独立記念日などの国の行事に観光客が多く訪れ、渋滞が発生した場合もあります。また、外国人観光客も訪れています。ここからチュダンヤ火山まで約7キロメートルなので、観光客がここから火山を訪れるのに便利です」
この松の道の近くにあるカフェのオーナーの一人は次のように語りました。
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「ここにある老松の並木は樹齢100年を超えています。この並木は今、観光名所になっています。観光客はここで記念写真を撮ったり、周辺にある松の丘の遺跡、ビューミン寺、チュダンヤ火山を訪れたりします」
この樹齢100 年を超えた松並木にチェックインすることに最適な時期は、10 月と 11 月頃です。その時、野生のヒマワリの花の森が咲き誇り、コーヒーが収穫できる時期です。また、この道を鑑賞するための最もいい時間帯は、太陽が昇ったばかりの早朝です。
その時、最初の日の光が木の枝を通して、道路に投影される長い影がきらめく魔法のような美しさを作り出します。ハノイからの観光客であるファム・テイ・フォン・ナムさんは次のように語りました。
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「我が家でここを訪れるのは今回が初めてです。本当に印象深いです。涼しくて新鮮な空気、魅力的な風景を楽しんでいます。ここはカップルに最適なチェックインポイントであり、家族が週末、ピクニックに行くのに最適な観光地です。チャンスがありましたら、またここに来たいです」
道路の両側にオープンするカフェ |
この老松の並木はプレイク市の中心地からおよそ19キロ離れた所にあり、チュダンヤ火山やザーライ省の最も大きな湖に近い所です。地元の人々は樹齢100年を超えた松の並木のある道で、ジョギングやサイクリングをするためよく訪れます。また、地元の人々はその景観を活かして観光開発を行っています。
道路の両側にオープンするカフェは、車の形だったり、カフェ内にはコーヒーの木が植えられ、美しい景観を作り出すなど、ユニークなデザインで設計されています。この松の並木の隣には緑豊かな茶畑が広がっており、ここでの風景をさらに詩的に飾りたてています。ギアフン村の住民の一人は次のように語りました。
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「樹齢100年の松の並木のほか、茶畑もあり、記念写真を撮ることもできます。近くにはビューミン寺とチューダンヤ火山があることから、多くの観光客を引き付けています。また、多くのカップルがこの場所でウェディング写真を撮ります。オーストラリア、アメリカ、フランスからの観光客もここを訪れます。このあたりにはカフェがたくさんあり、各テーブルの隣にはコーヒーの木が植えられて、お客さんがコーヒーの花の香りを楽しむこともできます」
松の並木のあるこの道はプレイク市で最も美しい道とされています。また、この道は同市の緑の肺とも呼ばれています。