チャビン省のロンチュオン寺の訪れ

(VOVWORLD) -ロンチュオン寺(別名:Phnô Ompung)は南部チャビン省チャクー県タンヒェップ村ロンチュオン集落に位置しています。これはタンヒェップ村の代表的な寺としてだけでなく、革命歴史遺跡でもあります。

ロンチュオン寺は1868年に建立されました。当初、この寺の敷地はかなり小さなものでしたが、1928年に住民は寺に2万5千平方メートルの土地を提供したため、現在のように拡大されました。

チャビン省のロンチュオン寺の訪れ - ảnh 1ロンチュオン寺の三関門

ロンチュオン寺の建築様式はクメール族の他の寺の建築と同様に、三関門、本殿、旗の塔、会堂、記念塔などがあり、そのなかで、寺の中心地には本殿が位置しています。ロンチュオン寺の住持であるタック・サ・バネ大徳は次のように語りました。

(テープ)

「この寺を建立した人物はタック・プルム和上です。建立の目的は地元の人々に信仰の場を提供するためです。この寺の本殿には長さ19メートルの釈迦涅槃像(しゃかねはんぞう)が安置され、周りには80の羅漢像があります。仏教徒はよくここに参拝に行っています」

チャビン省のロンチュオン寺の訪れ - ảnh 2ロンチュオン寺の釈迦涅槃像

ロンチュオン寺は単に地元のクメール族の信仰や文化活動を行う場所としてだけでなく、かつての戦争では、多くの革命戦士がここで革命活動を行いました。ロンチュオン寺管理委員会のソン・ニャン委員は次のように語りました。

(テープ)

「ロンチュオン寺の僧侶は支援者に対し、困難に直面している人や身寄りのない人を支援するよう働きかけるほか、貧困解消、社会安全保障、宗教に関する政府の方針を知らせています。この10年、この寺の僧侶は地元の住民に年間40軒~50軒のチャリティハウスを建設しています。地元の住民は頑丈な家屋に暮らすことができ、喜んでいます」

毎年、クメール族の多くの祭りと行事がロンチュオン寺で開かれています。ロンチュオン寺に参拝に行くチャビン省の住民の一人の話です。

(テープ)

「毎月、旧暦の1日、8日、15日、30日に、多くの仏教徒がロンチュオン寺に参拝に行きます。彼らは家族の健康と繁栄を祈ります」

文化、歴史、建築面で貴重な価値があるロンチュオン寺は2016年チャビン省により省レベルの遺跡として認定されました。


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