リーソン島を海洋と島の観光の中心地に

(VOVWORLD) -ベトナム中部クアンガイ省の沖合にあるリーソン島は同省の本土から15海里離れた所にあります。2022年11月、ベトナム共産党政治局は決議を出し、その中で、リーソン島を海洋と島の観光の中心地の一つと位置付けました。
リーソン島を海洋と島の観光の中心地に - ảnh 1空から見たリーソン島

もともと、リーソン島はクアンガイ省ビンソン県の行政単位の一つでしたが、1993年1月に島はリーソン県として分離されました。2007年、クアンガイ省はリーソン島の観光ツアーの発売を開始し、多くの観光客を魅了しています。

リーソン県が設立されてからこの30年、島の経済成長率は年平均10%~12%と大きく成長しています。2022年、リーソン島の総生産高はおよそ1億6420万ドルに達し、一人当たりの年収は3700万ドンで、30年前と比べて192倍となりました。リーソン島の島民の一人マイザンさんは故郷が年々発展していることを誇りに思うと明らかにし、次のように語りました。

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「リーソン県が設立されてから、政府は島に道路、学校、病院を建設してくれ、子どもたちが学校に通えるようになりました。特に、電気が引かれたことを島民は喜んでいます」

2014年、リーソン島へ電気が引かれたことにより、交通、観光のインフラへの投資が強化されるようになりました。現在、同島で客室が1000ある宿泊施設は133棟あり、観光サービスが改善されています。

観光開発は同島の島民の7000人の雇用を創出しています。現在、毎年、リーソン島を訪れる観光客の数は26万5千人に上っています。アメリカに在留しているベトナム人のフアン・テイ・タインさんは「リーソン島の風景と人々が印象に残った」と明らかにし、次のように語りました。

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「リーソン島に行って、世界中どこにもない多くの観光スポットを見学できました。ベトナムにリーソンのような美しい島があり、誇りに思っています」

リーソン島は水産物の水揚げと養殖を重要な経済セクターと見なしています。リーソン島の漁民は政府の支援により、漁船の建造に巨額を投入し、不法漁業を排除し漁獲の効率化を図っています。現在、リーソン島には大型漁船500隻があります。漁民の一人の話です。

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「リーソン島の漁民は海に頼って生計を立てています。漁業は生計のためだけでなく、海上の領有権を確保するためでもあります」

多くの景勝地と昔からの伝統文化を有するリーソン島は観光をリーディング産業セクターとして開発しています。これと同時に、リーソン島はネギ、ニンニクの栽培など伝統産業を強化しています。リーソン県人民委員会のフアム・テイ・フオン委員長は「2023年、リーソン島は20万から25万人の観光客を迎える目標を掲げている」と明らかにし、次のように語りました。

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「私たちは観光を重点経済セクターと見なしています。私たちはクアンガイ省の社会経済回復計画を実現するため、それぞれの部門や機関に具体的任務を割り当てました。これと同時に行政改革を集中的に行っています」

リーソン島がクアンガイ省の観光の中心地になるにはさらに巨額の投資が必要です。

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