スマートシティ開発を推進するバリアブンタウ省

(VOVWORLD) -バリアブンタウ省は、スマート経済、スマートムーブ、スマートな環境、賢い市民、スマートライフを目指して、経済社会分野に情報通信技術を活用することで、スマートシティになります。
南部バリアブンタウ省人民評議会は、政府の2018年~2025年までのベトナムの持続可能なスマートシティ開発計画を受けて、「2020年∼2022年までのスマートシティ開発計画、2025年までの方針、及び2030年までのビジョン」を採択する決議を公布しました。これは、2025年までに、都市行政のスマート化や、企業や市民、及び観光客に奉仕するスマートアプリケーションの導入を基本的に完成させる方針です。

バリアブンタウ省のビジョンによりますと、同省は、スマート経済、スマートムーブ、スマートな環境、賢い市民、スマートライフを目指して、経済社会分野に情報通信技術を活用することで、スマートシティになります。これは、市民、企業、及び、行政当局に多くの利益をもたらすことが狙いです。

スマートシティ開発を推進するバリアブンタウ省 - ảnh 1

ブンタウ市都市管理室のグエン・チョオン・トゥオイ室長は、「2020年∼2022年期、ブンタウ市は、土地、都市、環境、交通、観光などの管理ソフトウェアを導入する」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「少なくとも、土地や住宅に関するデータをデジタル化させます。同時に、スマートツーリズムを活用します。例えば、スマートフォンなどの情報端末を介して、ブンタウ市を訪れる観光客に、現地にある観光スポットや、観光ルート、レストランなどに関する情報を提供します。その上で、国家機関は、ホテルに宿泊する観光客の数を把握することも出来ます。」

一方、ブンタウ市党委員会のチャン・ディン・コア委員長によりますと、ブンタウ市は、今後3カ月中に、幾つかのアプリを展開するため700億ドン(約3億1185万円)を拠出する予定です。

2023年∼2025年期に、バリアブンタウ省は、市民と企業に奉仕する分野にスマートアプリケーションを展開します。そして、2025年以降に、省全体の規模で残りの分野にスマートアプリケーションを導入する方針です。

情報管理の専門家は、「この目標を現実化させるためには、バリアブンタウ省は、競争力の向上、都市行政府の革新に情報通信技術などを活用することが出来る」と明らかにしました。

情報通信省に属する情報技術投資の専門的コンサルティング・効率評価センターのド・ゴック・ビン副センター長は、「バリアブンタウ省は、生活環境の質を改善、向上させ、社会経済の成長と発展を刺激し、市民を中心にして、社会のすべての部門が利益を享受できるという目標に向けて、スマートシティの開発、監視、管理に参加する必要がある」と明らかにしました。

(テープ) 

「これを成功させるためには、スマートシティ開発への市民の貢献を働きかける必要があります。例えば、ブンタウ市は、現地が得意な分野にスマートアプリを導入しながら、市民の評価を受けた上で、スマートシティ開発計画を完成させます。」

スマートシティ開発を推進するバリアブンタウ省 - ảnh 2  ブンタウ市の一角= baotainguyenmoitruong.vn

他方、ベトナム科学技術研究院・情報技術研究所のグエン・チュオン・タン所長は、次のような見解を明らかにしました。

(テープ)

「スマートシティにするためには、国家予算、又は、企業からの支援金を使う可能性があります。あるいは、企業は、電気、浄水、医療、廃棄物、環境、教育などに関わるサービスを提供することも出来ます。市民が便利なサービスを享受するために、民間企業、ひいては国営企業はこれらのサービスを提供することが出来ますよ。」

既存の経験や、テクノロジープラットフォーム、優秀な人材に恵まれ、また、財政的リソースが目的通りに投資されることで、バリアブンタウ省は、市民と観光客に利便性と安全性をもたらす目標を掲げて、スマートシティを開発することが出来るはずです。

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