春と報道界

(VOVWORLD) - 今週、ベトナム全国民は、伝統的お正月テトを楽しく迎えていますが、その雰囲気は、各新聞にも反映されています。また、伝統的祭りも大いに伝えられています。

テトを迎えるたびに、各地方は「春の新聞祭り」を行い、地元の新聞や、雑誌、テレビ番組、ラジオ番組などを紹介しています。ハノイの「春の新聞祭り」組織委員会のグエン・ビェム・ホアン委員長は次のように明らかにしています。

春と報道界 - ảnh 1       春の新聞祭りの開幕式

(テープ)

「今年は、市内25の報道機関が新聞祭りに参加しました。近年、インターネットが普及していますが、活字新聞を読む趣味がある人もたくさんいます。特に、お年寄りにとって、テトの新聞は欠かせないものといえます。ハノイジャーナリスト協会は、お年寄りにテトのプレゼントを贈りましたが、その中で、新聞があります。これは精神的な贈り物ですね。」

各新聞のテトの特別号は全国各地の祭りや、伝統的行事などを生き生きと伝えています。ベトナム労働総連盟機関紙「ラオドン」は、「ベトナム春の色彩」というグラビア記事で、春を迎える全国各地の姿を紹介しています。

一方、ハノイのドンダ祭りや、フゥオン寺祭り、ソクソン神社祭りなどがハノイ党委員会機関紙「ハノイモイ」で如実に紹介されています。VOV=ベトナムの声放送局の活字新聞「ベトナムの声」も「楽しい歌声が響き渡る北西部」という記事を掲載し、北西部の自然風景、文化、人々の風俗習慣などを伝えています。これらの面白い情報は読者を魅了しています。あるハノイ市民の1人の話です。

(テープ)Thien

「新聞のテト特別号を見ると、春の色彩を実感できるといえます。新聞をよく読んでいますが、テト特別号を読むとき、各地方の風俗習慣や、歴史、伝統文化、ポエム、対句、祭りなどに興味が湧きます。」

春と報道界 - ảnh 2       春の新聞祭りのある展示ブース

今年は余裕のある生活のシンボルである豚年であることから、可愛い豚のイメージが活用されています。また、豚に関連する伝説や、昔話、習慣などがテーマとなっています。ベトナム青年連合会機関紙「トオイチェ」は、豚を村の守護神に供養する神聖なお供え物として使用するというハノイ市ホアイドゥク県ラフ村の習慣を紹介する記事を掲載しています。

その中で、「村人は、守護神に供養する豚を尊敬し、『豚様』と呼んでいる」と明らかにしました。他方、ベトナム通信社の活字新聞「トゥアンティントゥク」は、希少な豚の種子の保存に関する記事を掲載しています。さらに、歴史的節目となった豚年のリストを作成する新聞もあります。そのほか、新年における国民の願望、国の展望に関する予想、テトの対句・ポエムも読者の注目を集めています。

インターネットの発展に伴い、電子新聞や、テレビが発達していますが、新聞のテト特別号は今後もその価値を保ち、読者を魅了していくことでしょう。

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