ズンクアット経済区 クアンガイ省の開発事業の新たな推進力

(VOVWORLD) - 先頃、ファム・ミン・チン首相は2045年までのクアンガイ省、ズンクアット経済区建設計画の調整案を承認する決定に署名しました。これに基づき、同経済区はマルチセクターの経済区として整備され、クアンガイ省の開発の推進力になると期待されています。

ズンクアット経済区は総面積が4万5800ヘクタール以上となり、そのうち、本土の陸地面積がおよそ3万3600ヘクタール、リーソン島がおよそ1500ヘクタール、水域の面積が1万700ヘクタール以上におよんでいます。同経済区は2045年までに産業・貿易・サービス・観光・農林漁業を含むマルチセクターの経済区としての発展を目指します。

ズンクアット経済区および工業団地管理委員会のハ・ホアン・ベット・フオン委員長は「ズンクアット経済区建設計画の調整案は投資家誘致のチャンスとなる」との見解を示し、次のように語りました。

(テープ)

「ズンクアット経済区は当地、および地域の発展事業に重要な役割を担っています。ズンクアット経済区の発展の余地は大きく、私たちは展開の遅延、進捗がない承認済みのプロジェクトを点検・処理します。ズンクアット経済区建設計画の調整案は新しい土地の価値を生み出し、戦略投資家の誘致に役立つでしょう」

調整案によりますと、ズンクアット経済区の開発では、石油化学工業、および重工業、中でも冶金、造船、深水開発などに集中するとしています。一方、同経済区を中部と高原地帯テイグエン地方の交通結節点、および国際交易の中心地にするという計画があります。

ズンクアット経済区 クアンガイ省の開発事業の新たな推進力 - ảnh 1リーソン県 インフラ整備に尽力

2045年までにズンクアット経済区は都市環境・観光・サービスが発達した中部の重点的な経済地域の中心地となり、5つの地区に分かれ、その中で観光・サービス地区は面積がおよそ713ヘクタールにおよび、クアンガイ省の開発事業の推進力となると期待されています。

クアンガイ省人民委員会のダン・バン・ミン委員長は次のように明らかにしました。

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ズンクアット経済区建設計画の調整案とクアンガイ省の開発計画は2030年までの目標、および2045年までのビジョンの実施の基本的な基盤となります。現在、クアンガイ省の開発計画に対する省庁、部局の意見集約が行われています。計画には4つの戦略的経済回廊、および6つの経済空間が設置されることが定められました」

2036年から2045年期に、クアンガイ省は都市部のインフラ整備のほか、ビンソン市とリソン市を設立し、クアンガイ省、および中部の重点経済地域のダイナミックな都市開発を目指します。また、リソン島を近代的かつ文明的な海洋観光都市へと発展させる目標が設定されました。

リソン県人民委員会のファム・ティ・フオン委員長は次のように語りました。

(テープ)

「本島の面積は10平方キロメートルですが、都市部と貿易サービス地区を含む海洋都市へと発展するためには有力な投資家を引き付ける必要があります。一方、リソン島の調和のとれた発展に向け、島の手付かずのままの自然を守らなければなりません」

2021年と2022年の2年間でズンクアット経済区に対する投資額は38億5千万ドルを超えました。同経済区をマルチセクターの経済区に発展させるため、年初からクアンガイ省は具体的な任務を定め、実施に踏み切り、土地区画整理、投資誘致に取り組んでいます。

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