最近、クアン・フー・カウ村の人々は、旧正月テトを控え、市場に供給するため、お香の生産で忙しくなっている
お香の原料は「ヴァウ」と呼ばれる竹の一種で、1~2ヶ月間、池に浸してから引き上げ、洗浄し、乾燥させる
お香を作るために使われるヴァウは、適切な年齢に達したものを厳選される
乾燥後、ヴァウは手で切り、形を整える
しかし、技術が発達している現在、多くの家庭では生産性を向上させるために機械を導入されている
お香を作る職人は「手作りのお香は機械で作ったものより高価だ」と語った
質の良いお香は染色され、天日で乾燥される
村の道端や路地では、色とりどりのお香の束がまるで花のように広がっている
観光客を引き付けるため、多くの家庭は、お香の束をベトナム国旗「金星紅旗」やベトナムの地図などの形にアレンジしている
注文に応じて、お香がピンクまたは赤に染められ、赤いお香は主にお寺で使用され、ピンクのお香は家庭で使われることが多い
地元の人々によると、お香作りは年間を通して行われているが、特に年末の数ヶ月間、最も活発に行われるという
お香は3キログラムの束にまとめられ、全国の生産施設へと運ばれる
沈香や松、パチョリ、スターアニス、シナモン、カシア樹脂などのハーブを使用し、独自の混合秘訣で作られ、製造過程は慎重に行われるため、ここのお香は美しく、長持ちするので、多くの人々に高評されている
お香の伝統的な作り方で、職人は非常に細心の注意を払うが、先進技術と機械の導入により、作業は容易になり、生産性も向上している
完成したお香は、1キログラムあたり3万5000~4万ベトナムドンで販売される

ハノイにある100年以上の歴史を誇るクアン・フー・カウ香村

(VOVWORLD) - ハノイ中心部から30キロほどの場所にあるウンホア県クアン・フー・カウ村は100年以上の歴史を誇る古い村で、伝統的なお香作りで有名です。年末が近づくと、村の人々は忙しくなり、ベトナムの伝統的お正月テトに備え、お香の生産が活発に行われます。これらの写真で、クアン・フー・カウ村の光景をご覧ください。

ミン・ドゥック/VTC News