(VOVWORLD) -ハノイは、毎日青空で35℃~39℃ぐらいの夏日が続いています。ハノイ市民は、予想外の猛暑に直面していますが、皆さんのお住まいの町はいかがですか?
こんにちは、ご機嫌いかがですか、皆さん。
タオです。
ハノイは、毎日青空で35℃~39℃ぐらいの夏日が続いています。ハノイ市民は、予想外の猛暑に直面していますが、皆さんのお住まいの町はいかがですか?
さて、先日、 神奈川県の小野澤 栄 (おのざわ さかえ)さんからお便りを頂きましたので、ご紹介しましょう。「久しぶりにリクエスト音楽を拝聴しました。今回はゴックアインさんの歌特集、番組でも紹介されていましたとおり低い声が魅力的ですね。女性歌手の声の低い歌声やハスキーな歌声は、とても魅力を感じます。歌われたのは、いずれも故郷を歌ったものですね。最近の日本の歌では、故郷に思いをはせる望郷の歌が少なくなったと感じます。故郷への思い、郷土愛は、ベトナムではとても現在でもポピュラーな歌の題材なのでしょうね。逆に、都会に憧れるような歌も多いのでしょうか。機会があればご紹介いただければ幸いです。」との内容でした。
小野澤さん、いつもベトナムの声放送をお聴き頂きありがとうございます。そうですね。私たち、ベトナム人はだれもが故郷を思うのは普通で、いつも故郷のことを思い、いっぱい愛しているようです。ベトナム人はもとより、ハノイ市民は、ずっと昔から、どこへ行ってもどこに住んでも親しみある首都にちなんだ愛は変わらず、憧れられています。曲で示されるハノイへの愛は、美しい歌詞だけでなく、ハノイの人々の感覚や周りの香り、四季の姿などで記されています。小野澤さんのリクエストは、「首都ハノイに憧れるような歌」ということですが、みつからないので、ハノイを歌うテーマの曲をお届けしましょう。
はじめにHong Nhungが歌う「君とハノイの通り」(Em Oi Ha Noi Pho)をお送りします。
「私の記憶の中で、ハノイは、
イランイランの香りが夜の街にあふれる
ガラガラの道で小雨が降る
多くの記憶が戻ってくる
午後、西湖の中にさざ波がおこる
日が沈むころ、気付かなかった私
アーティストは毎日、通りをさまよう
突然自分が道を思い出せなくなった」
お聴きいただいた曲は「君とハノイの通り」でした。
続いて、My Linhの歌声で「イランイランの花の香り」(Huong Ngoc Lan)をお届けします。
イランイランは街路樹や庭木として咲き黄色いランのような花をつけます。夏の朝晩、ハノイの街にあまい香りで人々の注目を誘う花です。
「私たちがデートしていた通りには、イランイランの花の香りが漂う
秋の日に、あなたを待っていたのに、
あなたは来なかった
イランイランの花は昔のまま香りが漂う
わたしも、昔のようにあなたを愛している」
お聴きいただいた曲は「イランイランの花の香り」でした。
ではおしまいに、Duong Hoang Yenが歌う「ハノイ、12の花の季節」(Ha Noi 12 Mua Hoa)を どうぞ。
「1月 桃の花が咲き、
2月 『バン』の花の色が街中にうす紫色で染められ、
3月『スア』という名の花が街路樹で白い色になる
4月は百合の花が5月は火炎樹と紫のバンの花が咲く
6月 蓮の花であり、7月はホアサウの花が道端にいっぱい
8月 ホアソアンという花で幼い頃に帰る
9月 ホアスアが香る季節だ
10月、11月、12月は私がすべて愛する花だから
ハノイの色彩が大好きだ」
お聴きいただいた曲は、「ハノイ、12の花の季節だ」でした。
いかがでしたか、皆さん、今日は首都ハノイを美しく歌い上げた歌をお届けしました。それでは今日のリクエスト音楽はこれで終わります。来週、またお会いしましょう。