ハタイ漆塗りの村

(VOVWORLD) -ハノイ市トオンティン(Thuong tin)県ハタイ(Ha Thai)村は、200年の歴史に及ぶ漆塗りの村として知られています。村の名前は設立された直後には「クチャン(Cu Trang)と名づけられましたが、1870年に「ドンタイ(Dong Thai)」、そして20世紀に入り「ハタイ」と改名されました。
ハタイ漆塗りの村     - ảnh 1

ハタイ村は2001年に、職業村として認定されました。様々な浮き沈みを経ながらも現在、ハタイ村は日増しに発展し、地元の経済社会発展事業に大きく貢献しています。

現地行政当局の代表は次のように明らかにしました。

(テープ)

「現在の職人たちは、勤勉さ、手先の器用さ、創造性を持っており、先祖代々から伝わる経験を継承する傍ら、村の変化に大きく貢献してきました。現在、ハタイ村では、約1000世帯が漆を扱う漆器の製造に従事しています。私たちは、職業村を観光発展と結び付けて持続可能に発展させる方針です。」

優れた職人らは、消費者のニーズに応えるために、伝統と近代性を合わせて、質の高い新しい製品を造っています。主要材料は、以前では木材、竹、籐でしたが、最近では、コンポジット、陶器なども追加され、製品の多様性と独自性に貢献しています。また、現在の漆塗り技術は、漆絵や、対句を製造するだけでなく、椅子や、箪笥、ベットなどの高級室内装飾製品の生産にも適用されるようになっています。

ハタイ漆塗りの村     - ảnh 2

ハタイ村のベテラン職人の一人は次のように述べています。

(テープ)

「ハタイ村が独特なのは、漆製品が多様であり、用途が多様であることです。例えば、お盆や、壷、籠、絵、写真などです。輸出用の漆器を製造する工場もありますよ。他の地方の多くの職人たちが我が村で漆塗りを勉強しましたよ。」

毎年、ハタイ村は、国内外に数百万点の漆製品を出荷しています。多くの製品が国内での美術手工芸品コンクールで受賞しました。もう一人のベテラン職人は次のように述べています。

(テープ)

「かつて、我が村は主に国内向けの壷や、お盆、仏具などを製造し、ソ連やボーランド、ドイツなどの社会主義諸国向けの輸出製品を造りました。現在は、日本、韓国、アメリカ、フランスにも輸出していますよ。現地では、漆塗り大手企業10社あまりが活動しています。

ハタイの漆塗り村は、ハノイ市内の観光村にも選ばれています。

ご感想

他の情報