貧困解消に貢献した植物の転作

(VOVWORLD) -中部高原地帯テイグエン地方ダクラク省党委員会の2021年~2025年期の植物の転作などに関する決議がこの約1年間にわたって実施されてから、現地に住む少数民族は確実な貧困解消を図っていると評価されました。
貧困解消に貢献した植物の転作 - ảnh 1danviet.vn撮影

ラク(Lak)県党委員会は、幹部、党員、県内にある企業、会社の寄付金を募って、数十万本の植物の苗木を買って、貧しい家庭に無料で提供したり、手入れ技術を指導したりしました。その結果、現在ラク県は、植物の転作、荒地の緑化において突破口を拓いた地方となっています。

ラク県ブオンチエット(Buon Triet)村ドトウ(Do Tu)集落に住むイ・ヨン・ビヤさん一家は農作物の他にもジャックフルーツの栽培をしています。

(テープ)

「行政当局がジャックフルーツなどの果樹の苗木をくれたことに感謝したいです。私たちは、貧困な状態を乗り越えるために、果樹の手入れを怠らないよう頑張りましょう。」

一方、ヤンタオ(Yang Tao)村に住むヤ・ガム・チエットさんもジャックフルーツを栽培しています。チエットさんによりますと、数十本のジャックフルーツの苗木をもらうだけでなく、農業担当者から栽培と手入れ方法を教えてくれたので、ジャックフルーツの木は順調に成長しています。 

(テープ)

「我が家も、村が果樹の苗木をくれました。とてもありがたいです。果樹の栽培は、経済発展、生活改善に繋がるからです。」

貧困解消に貢献した植物の転作 - ảnh 2easup.daklak.gov.vn撮影

ヤンタオ村党委員会のグエン・バン・フエン委員長によりますと、現在、同村は、貧しい状態にある家庭1473戸に7000本あまりのジャックフルーツや、椰子、バンレイシなどの果樹を提供しました。同時に、11の集落にある22箇所の畑にジャックフルーツ栽培を試験的に行いました。

フエン委員長は次のように語りました。

(テープ)

「私たちは、現地にある荒地面積の調査を行うと共に、住民たちに、農産物を果樹の栽培に転作するよう宣伝しました。そして、貧しい家庭に果樹の苗木を購入してあげるために、企業や支援者の寄付金を働きかけました。ジャックフルーツの栽培は、地元での貧困解消に貢献するからです。」

ところで、ラク県における、貧困世帯の割合は60%に上っています。この数年間、多くの家庭は、荒れ果てた庭状態が続けたため、貧困解消作業はあまり上手く進みませんでした。ラク党委員会のボ・ゴック・トウエン委員長によりますと、こうした状況を前に、地元の行政当局は、支援者の寄付金で各種の果樹の苗木を買って、およそ1万戸の貧しい世帯に提供しました。その結果、これまでに、200ヘクタールあまりの荒地は緑化されるようになりました。

トウエン委員長は次のように語りました。

(テープ)

「党委員会の決議は、とても効果的で適切なものです。これまでに、現地にある荒地に10万本の各種の果樹が栽培されました。これは、住民に対する党と国家の責任を示すことです。」

ラク県党委員会の決議は、幹部、党員、及び、住民からコンセンサスを得てきました。このことは、住民の考え方や行動の変化に貢献すると同時に、確実な貧困解消に便宜を図っています。 

ご感想

他の情報