ベトナム文化外交


2013年、文化外交はベトナムの姿を世界に紹介する事業に大きく寄与しました。昨年、ベトナムは国連遺産委員会に選出されました。これは世界文化へのベトナムの参入事業における重要な節目と見られています。今後もベトナムは文化外交を進めていく方針です。


ベトナム文化外交 - ảnh 1

2013年、政治外交や経済外交と共に、文化外交が積極的に展開されました。そして、ベトナムはこの分野で様々な成果を収めました。

世界がベトナム文化の価値を顕彰

数年前、タンロン古城や、ホー王朝時代の城跡が世界遺産になり、そして、ベトナム建国の祖フン王を偲ぶ信仰や、民謡ハットソアンなどがユネスコの世界無形文化遺産に認定されましたが、2013年に、ユネスコはベトナム南部地域住民の伝統的な歌唱ドンカタイトゥを世界無形文化遺産として認定しました。これに関し、ベトナムのズオン・バン・クアンユネスコ駐在大使は次のように語りました。

(テープ)

「これらの遺産が世界遺産として認定されたことは、文化外交をはじめベトナムの外交部門の大きな成果だといえます。我々は正しい外交政策を取っており、中でも、文化外交が重視されています。そのほか、ベトナムは様々な遺跡や遺産の保存とその価値の発揮事業にも成功しているといえます」

各国との友好団結関係強化

2013年に、ベトナムは日本を含め、複数の国々との国交樹立40周年を記念しました。各国との文化交流活動や、各国での文芸公演、展示会、各国におけるベトナム文化デーの開催などを通じて、ベトナムは世界の人々に、自国の歴史、文化、国土、人々を紹介し、相互理解、相互信頼を深化させました。日本との交流活動はその一つの例です。ベトナムのドアン・スアン・フン駐日大使は次のような見方を示しています。

(テープ)

「2013年は成功したといえます。ベトナム人と日本人との相互理解が深められました。日本駐在大使として、私は、両国間の相互信頼が一段と高まったことを実感しました。これは両国間の戦略的パートナーシップの強化にとても重要な要素です」

世界文化への参入

2013年ベトナムは、第11回党大会や、政府が承認した2020年までの文化外交発展戦略を実施し、世界の文化活動、文化分野に携わる各組織の活動などに積極的に参加しました。これは国際社会におけるベトナムの地位向上だけでなく、国際社会への参入の促進にも貢献しています。グエン・タィン・ソン外務次官は次のように語りました。

(テープ)

「まず、ベトナムの地位についてですが、ベトナムはユネスコに様々な提案をしました。また、ユネスコとの良好な関係を維持して、加盟諸国間の団結を守るための多くのイニシアチブを提出してきました。各国はベトナムの貢献を高く評価しています」

ベトナムの歴史において、文化外交は重要な役割を果たしてきました。今後も文化外交が強化され、国の建設発展事業にさらに寄与していくことが期待されています。

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