ベトナム 人間を開発事業の中心に

(VOVWORLD) - 人間は開発事業の中心であり、この事業の目標・原動力でもあります。
ベトナム 人間を開発事業の中心に - ảnh 1総会で発表しているダム副首相

バンコクで開催中のESCAP国連アジア太平洋経済社会委員会の第78回総会で、ベトナムのブー・ドゥク・ダム副首相は「我々は人間というリソースを最大限に発揮させなければならない。つまり、人間は開発事業の中心であり、この事業の目標・原動力でもある」と強調しました。実際、この主張は、ベトナムの開発事業の指針となっています。

ベトナム共産党の第13回全国代表大会で採択された決議はこの主張を再確認するとともに、国民一人一人が全面的に成長できるような環境づくりに取り組むと明らかにしました。また、社会保障と環境を犠牲にし、経済成長のみを追求はしないとし、社会福祉の確保や格差是正など平等な社会を実現することは着実な経済成長に役立つと強調しました。平等な社会の実現により、国民全員は自らの能力を最大限発揮することができ、国の社会経済開発に最大限貢献することができます。ベトナム共産党は、「国家は経済成長と平等な社会を両立させることに重要な役割を果たす。これは社会主義の構築事業に不可欠である」としています。

また、第13回党大会決議は人間と人間の安全保障をすべての事業の中心に据えており、人間の安全保障は目標であり、国の繁栄の原動力でもあると明記しています。人間の安全保障とは、個々の人間の安寧を保障すべきであるという考え方で、伝統的な「国家の安全保障」の概念と相互依存・相互補完の関係にあります。

ベトナム共産党は、人間の安全保障を目指し、人間の安全保障を国の独立・主権・社会主義・安全保障と密接につなげる方針を示し、人間を開発事業の核心かつリソースであると見なす政策を実施しています。これは全国民の愛国心や連帯、努力を発揮・奨励し、国の開発事業に大きな弾みをつけていると評されています。

そして、国は、人間の安全保障の一環として、国民の物心両面での生活を絶えず改善しています。第13回党大会決議は、「社会政策を適切に展開し、社会福祉の確保と人間の安全保障を目指す。社会の進歩と平等を実現し、国民生活の質の向上を図る。柔軟かつ近代的な社会保険システムの充実、および包摂的かつ持続可能な貧困解消を目指す措置の実施を促進し、貧困層や社会的弱者を始め、国民への基本的社会サービスの提供を確保する」と明記しています。

ベトナム共産党のこうした姿勢により、国民一人一人は国の開発事業に貢献し、その発展による成果を享受できるでしょう。

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