新型コロナウイルスとの闘い ベトナムのイメージアップ

(VOVWORLD) - 新型コロナウイルス感染症が全世界に広がっている背景の中で、新型コロナウイルスとの闘いにおけるベトナムの姿勢は国内外の世論から好評を得ています。

人間の命と健康を第1にして責任感を持って徹底的な予防対策を展開するとともに、国籍や年齢、性別を問わず、感染者や隔離される人をやさしく接することはベトナムのイメージアップにつながっています。

新型コロナウイルスとの闘い ベトナムのイメージアップ - ảnh 1 完治した外国人感染者

人文的精神

ベトナム国民は政府の呼びかけに応え、民族大団結をはじめとする民族の良き伝統を発揮し、新型コロナウイルスとの闘いに対応しています。また、国籍を問わず、感染者を差別することなく、やさしく接することはベトナムの特徴となっています。

ベトナムで初めて確認された感染者は中国人の父子である李定さんと李子超さんです。ホーチミン市のチョーライ病院で治療を受けて完治した後、この父子はこの病院の医師や看護師に書簡を送り、その中で、「退院してから3日たったが、私たちの気持ちはまだ、病院に残っている。病院にいたとき、多くのよい印象を受けたからだ。」と述べました。また、「私たちの命を助けてくれたベトナムのお医者さんなどの親切さを実感し、いつまでも忘れられない。こころから「ベトナムにありがとう」と言いたいのだ。」としています。     

在ホーチミン市中国総領事館の吴俊総領事はチョーライ病院を訪れた際、「チョーライ病院の関係者は中国人2人の治療に全力を尽くしてきてくれた」と感謝の言葉を述べました。

一方、ハノイのドンダー病院で2週間隔離されたイギリス人の夫婦デビッド・バットラーさんとカース・バットラーさんは、病院の最もよい条件の中で隔離され、病院関係者のお世話になったと述べました。在ベトナムイギリス大使館のガレース・ワード大使は、ベトナム語によるビデオクリップをつくり、その中で、ベトナムを旅行した多くのイギリス人はベトナムの支援に感謝したがっていると明らかにしました。

国際社会への責任

ベトナムは国内で新型コロナウイルスとの闘いを積極的に展開しているとともに、世界の闘いに貢献しています。国内での感染を効果的に抑制し、他国に感染しないようにしているベトナムの取り組みは国際社会から好評を受けています。

2月28日にハノイで行われたベトナム政府の代表との会合で、WHO世界保健機関の代表もアメリカ疾病管理センターの代表も、「ベトナムは新型コロナウイルスと闘う大きな決意で、透明性と公開性を保ちながら、効果的かつ全面的な対策をとっている」と述べ、ベトナムの予防対策を高く評価しました。WHOベトナム事務所のキドン・パーク所長は、ベトナムに隔離や治療などの予防対策に関する経験を分かち合うようとの希望を表明しました。また、アメリカ疾病管理センターのMathew Moore氏はベトナムに対し、予防対策に関する経験や情報を世界に共有するよう訴えるとともに、ベトナムの関連各省庁と緊密に連携して感染症への予防対応を強化する用意があると強調しました。

この数日、ベトナム全国各地で、新型コロナウイルスとの闘いに寄付金を募る運動が広がっており、人民各層が積極的に参加しています。こうした勢いにより、ベトナムでの闘いは必ず早期に成功することでしょう。

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