中部ダナン市の青年同盟は子ども向けの遊技場14か所と、図書館2か所の建設に44億ベトナムドン（日本円で2400万円）の資金を拠出しました。また、同青年同盟はダナン市の若手医師の会と連携して、貧困者や革命功労者合わせて約7千人に健康診断を無料で行うとともに、日用品を贈りました。そして、ダナン市の青年たちはホアバン県の農民への実生の贈呈や、少数民族の村の文化会館の建設にも積極的に支援しました。ダナン市青年同盟委員会のグエン・ティ・アイン・タオ副委員長は次のように語りました。

（テープ）

「2023年の青年月間では、ダナン市青年同盟は関連機関と連携して、孤児や身寄りのないお年寄りなど社会的弱者の生活改善、およびコミュニティの開発を目指すボランティア活動を展開しています。また、隣のクアンナム省に暮らす少数民族の生活改善を目指す活動も行っています。これらの活動はダナン市の青年のボランティア精神を示しています」

一方、東北部クアンニン省では、今年の青年月間は「クアンニン省の青年がＤＸデジタルトランスフォーメーションをリードする」をテーマとしています。同省の青年同盟は「それぞれの青年・それぞれのＤＸアイデア」という運動を発動し、ＤＸの推進を目指す青年たちの創造力と活力の醸成を奨励しています。また、青年たちは省内の居住地を回って住民にＤＸの重要性を理解してもらうための宣伝啓蒙のほか、個人識別アプリや社会保険アプリなどの使い方を案内しています。そして、学校でのＤＸ推進も進められています。クアンニン省モンカイ市の青年同盟委員会のグエン・テ・ビン副委員長は次のように語りました。

（テープ）

「青年月間では、学校と協力して学校内のＤＸデジタルトランスフォーメーションを進めています。例えば、生徒の連絡帳を紙からデジタル連絡帳にするということです。また、モンカイ市の観光スポットにはその観光スポットを紹介するためのＱＲコードをつけました」

「若者がDXをリードする」をテーマとする今年の青年月間では、メインとなる活動はDXにおける青年の先駆的な役割の活用、青年のスタートアップ、国際統合への支援などですが、社会的弱者への支援や、農村部の道路の建設、環境保護などにおいても青年たちは先頭に立っており、国の建設防衛事業に大きく貢献しています。