ダン・ディン・クイ大使（写真：TTXVN)

人権問題に関する年次報告と世界の人権保護活動に対する新型コロナウイルス感染症の影響に関して、ミチェル・バチェレ国連人権高等弁務官は「新型コロナウイルス感染症が世界各国に蔓延している背景の中で、少数民族の人々、子供、高齢者を始め、すべての人々の民事、政治、経済、社会、文化などの面で権利を確保する必要があると強調すると共に、世界各国に対し、新型コロナウイルスへの予防のため緊密に協力するよう呼びかけました。

会合の開幕式で、ジュネーブの国連本部や、WTO=関貿易機関、および、ほかの国際組織に常駐するベトナム代表を務めるベトナムのレ・ティ・トゥエト・マイ大使はベトナムの代表、および、ASEAN＝東南アジア諸国連合の代表として発表を行い、その中で、人権の保護の促進というベトナムの終始一貫した立場を強調すると共に、人間の権利の確保に向けて、新型コロナウイルスへの対応のためベトナム政府が実施してきた措置や経済社会の安定化、この感染症が収束してからの支援政策などを明らかにしました。

なお、この会合は6月30日から7月17日まで開かれる予定です。