手織りを守るクニア村の女性たち

(VOVWORLD) -中部高原地帯テイグエン地方ダクラク省クモガ県クニア村に住む女性たちは、伝統的な手織り職業の維持と発展に励んでいます。
手織りを守るクニア村の女性たち - ảnh 1      ヒ・オイさん

53歳のヒ・オイさんは、暇がある時に、ワンピース、掛け布団などを織ります。彼女は注文で商品を織るだけでなく、若者たちに、手織りの技を教えています。

ヒ・オイさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「私自身は、かつて、手織りを全然知りませんでした。母からも教えてもらえませんでした。しかし、行政当局が開いた手織り教室に参加して、上着、ワンピースなどの織り方を身に付けました。手織りは少数民族エデ族の伝統的な職業ですから、この職業を後の世代に伝えたいのです。」

手織りを守るクニア村の女性たち - ảnh 2       オイ・ニエさん

ヒ・オイさんと同様、オイ・ニエさんは、以前にも手織りが出来ませんでした。短期大学の学生時代に、エデ族の手織りを勉強しました。

(テープ)

「学校で、手織りを勉強した他、居住地の高齢者からもこの職業をさらに習いました。先輩たちは、多くの経験を積んでいるので、手先を器用にするようになりました。私自身は、伝統的な手織り職に夢中になっていたので、この仕事を守りたいと思っています。」

クニア村の女性会は、150人のメンバーがいますが、その内の20人が手織りが上手です。かつて、女性たちが作った手織物は、家庭内で使用され、たまには、現地周辺だけで売らされていたため、収入が不安定でした。手織り職で生計を立てることができなくなり、多くの女性は、この仕事をあきらめざるを得ませんでした。

こうした状況の中で、クニア村の女性会は、会員たちに、この伝統的職業を維持すると同時に、美しい形と新しい模様の手織物を作るよう積極的に働きかけました。そして、ソーシャルネットワークを通して、それらの手織物をPRしました。その結果、日々多くの人が、彼らが作った手織物を知り、注文を付けました。会長のユイル・ニエさんは次のように語りました。

(テープ)

「女性の会の会長である私は、女性たちが作った手織物のPRを担当します。インターネットが普及している現在、ソーシャルネットワークを活用して、手織物を紹介します。そのため、私たちの消費者の数は増えつつありますよ。」

クニア村の女性会の活動は、エデ族の伝統的な職業の維持に貢献してきました。これはまた、現地における経済社会発展、雇用創出、生活改善に寄与していることです。

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