ここでは、有名な観光地や定番のフォトスポットを訪れるのではなく、竹林を歩き、樹齢数十年から数百年に及ぶシャン・トゥエット茶の古木に出会い、森にたたずむルンパン滝を目指します。 この旅では、美しい自然を身近に感じるだけでなく、ベトナム北部の山岳地帯に残る手つかずの自然の魅力を存分に味わうことができます。
現場の音
フォンクアン村の中心部を出発した観光客は、小道をたどりながら原生林の奥へと進みます。 森の中へ入るにつれ、空気は一段と澄み渡り、ひんやりとした涼しさに包まれます。大木の木陰と一面に広がる竹林が、天然の屋根のように頭上を覆います。
現場の音
フォンクアン村の竹林は、このトレッキングコースを代表する見どころの一つです。まっすぐ空へ伸びる竹が壮大で幻想的な景色をつくり出し、風が吹くたびに葉が触れ合い、山あいにはまるで自然のオーケストラのような音色が響き渡ります。
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およそ1時間歩くと、緑豊かな山々に抱かれたルンパン滝が姿を現します。高さおよそ30メートルから流れ落ちる滝の水は勢いよく岩肌を打ち、トレッキングの疲れや日々の悩みを洗い流してくれるかのようです。 観光客は滝の冷たい水を楽しんだり、美しい景色を背景に記念写真を撮影したりして過ごします。 ハノイから訪れたルオン・ズイ・ドアインさんは、次のように話しています。
(テープ)
「ルンパン滝は本当に美しく、高さはおよそ30メートルに上っています。水は一年を通して流れていて、トレッキングの後に休憩したり、水遊びを楽しんだりするには最高の場所です。」 その後、一行は再び森の中へと歩みを進めます。竹林を抜け、小川を渡りながら進むと、やがて広大な緑の草原が目の前に広がります。降り注ぐ陽光の中で、観光客は大自然を全身で満喫します。
ゲアン省から訪れたチャン・ティ・ヒエンさんは、次のように話しています。
(テープ)
「滝までは1キロ余り歩きますが、歩くだけの価値は十分にあります。滝は本当に美しく、到着すると疲れも汗も一気に吹き飛びました。滝を後にして森を抜けると、とても広くて美しい谷が広がっていて、心からリラックスできました」
近年、自然の中で体を動かすアウトドア観光への関心が高まっています。豊かな自然環境が今なお残るフォンクアン村は、トレッキングやハイキング、地域交流型観光の発展に大きな可能性を持つ地域として期待されています。 タイグエン省観光当局によりますと、自然を生かした観光ルートの整備は、観光商品の多様化につながるだけでなく、ガイドや宿泊、郷土料理、地域特産品の販売などを通じて、地元住民の新たな収入源にもなるということです。タイグエン省観光振興センターのチュー・ティ・ドー副所長は、次のように話しています。
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「フォンクアン村のトレッキングでは、ルンパン滝や草原を巡り、樹齢数百年のシャン・トゥエット茶の古木を間近で見ることができます。こうした体験は、大自然や地域固有の文化に触れることができる貴重な機会です。このような魅力は、ほかの地域ではなかなか味わうことができません。」
夕日が森の木々の間から差し込むころ、ルンパン滝への旅は終わりを迎えます。しかし、深い森に響く音、青々と茂る竹林、シャン・トゥエット茶の古木、そして山間に流れ落ちる滝の美しい風景は、訪れた人々の心にいつまでも残り続けます。
慌ただしい現代社会の中で、ルンパンのようなトレッキングコースは、人々が自然へ帰り、心の安らぎを取り戻し、本来の豊かさを感じられる貴重な場所となっています。
