130人以上の国家元首や首相が出席し、「信頼の回復と変革の管理で、すべての人々に資する国連」をテーマに討論が行われています。国連総会は各国の立場を表明するだけでなく、人類全体が直面する課題について共通の認識や解決策を模索する場となっています。

世界の動きとともに歩むベトナム

地政学的な対立や分断、貧困、不平等、気候変動、開発や人道支援に充てる資金の減少、さらに科学技術の急速な変化など、世界は極めて複雑な課題に直面しています。これらの課題に一国だけで対応することは不可能です。対話と協力、そして多国間での解決策が求められています。
ベトナムにとっても、これらの課題は自国の発展と直結しています。

国際的な議論に参加することは、自国について語るためだけではありません。自国の未来に影響を与える問題について、各国とともに解決策を探るためでもあります。

国連ベトナム政府代表部のドー・フン・ヴィエット大使は次のように語っています。
(テープ)
「国連総会ハイレベルウィークにおけるトー・ラム党書記長・国家主席のメッセージでは、信頼の強化と各国による共同行動を強調しています。現在進んでいるさまざまな変化や転換の中で、より多くの機会を生み出し、すべての国や人々がその機会を生かし、恩恵を受けられるようにすることが重要です。いかなる国も、いかなる人も取り残されることなく、発展の成果を享受できるようにすることを目指しています。

このメッセージは、国の発展を国際協力や地球規模課題への責任と結びつけるというベトナムの姿勢を明確に示しています。国連ベトナム常駐調整官のポーリン・タメシス氏は、次のように述べています。
(テープ)
「トー・ラム党書記長・国家主席率いるベトナムのハイレベル代表団は、ベトナムが国連と多国間主義を極めて重視していることを示す、明確で力強いメッセージを発しました。国際協力がこれまで以上に必要とされる今、国連を中心とする平等で公正な多国間体制を支持するというベトナムのコミットメントを強く示すものです」

ベトナムの志を世界の流れへ

40年以上にわたるドイモイ(刷新)を通じて、ベトナムは戦後の数々の困難に直面していた国から、世界経済との統合を深め、多国間の枠組みへの参加を拡大し、多くの重要な国際的責任を担う国へと変貌を遂げました。

この発展に伴い、国連におけるベトナムの役割も大きく変化しました。ポーリン・タメシス氏は次のように述べています。
(テープ)
「今日、ベトナムは国際協力の受益者から、地球規模の課題の解決に積極的に貢献する国へと大きく転換しています。国連とベトナムの関係は、真の双方向のものになっています。国連がベトナムの発展への志を後押しする一方で、ベトナムも世界共通の課題に対し、自らの経験を共有し、リーダーシップを発揮するとともに、具体的な解決策を提示しています。ベトナムが新たな発展の時代を迎える中、国連としてもそれに見合うパートナーシップを構築し、ベトナムが平和、持続可能な開発、国際協力にさらに貢献できるよう後押ししていきたいと考えています」

新たな発展の時代に入り、ベトナムは発展し、繁栄する国づくりと、国民のより良い暮らしという志の実現に向けて努力しています。同時に、大小を問わずすべての国が尊重され、国際法が尊重され、課題が対話と協力で解決される平和で安定した国際環境を強く望んでいます。

それゆえ、トー・ラム党書記長・国家主席の今回の訪問は非常に深い意義を持っています。ニューヨークから、ベトナムは自らが歩んできた道、現在進めている取り組み、そして各国とともに築きたい未来を発信しています。ベトナムの志を人類共通の歩みの中に重ねながら、各国とともに未来を築こうとしています。