ナムディン地区中心部から約10キロメートル離れたバオダップ村は、古くから星型の提灯作りの伝統で知られる。7つの集落に約1000世帯が暮らし、世代を超えて子ども時代と結びつく伝統工芸を守り続けてきた
現在、約300世帯がこの仕事に携わり、毎年数十万点の大小さまざまな製品を市場に送り出す
直径15〜20cmほどの小型提灯から、1m近い大型まで揃い、製品は北部一帯に出回るだけでなく、ホーチミン市へも出荷される
旧暦6月、7月に入ると村全体が生産シーズンに突入。通りや路地はセロファン紙の色彩に満ち、竹を割る音や加工の音、笑い声が朝から晩まで響く
庭先、縁側、さらには道端の空き地までが仕事の工房に変わる
竹ひごが太陽に照らされて黄金色に乾き、星型の枠が長く並ぶ
一つの提灯を仕上げるには多くの工程を経る
星型の枠を丁寧に五芒星に曲げ、細い針金で固定。その後、色とりどりのセロファン紙を巧みに貼り、光が透けるように張り合わせる
最後に持ち手や房飾り、ろうそく台を取り付ける。工程は複雑ではないが、紙貼りや装飾には細心の注意と根気が求められる
村人の一人:「この仕事は代々家族に受け継がれてきた。中秋節の時期になると家族全員で作業する。直径20cmほどの小型提灯なら1日に300〜400個ほど作る。完成品1個につき業者から5000ドン(約28円)が支払われる」と語る
村人のランさん:「若い頃から両親に習い、今では子や孫も続けている。いつまでもこの伝統を守りたいと思っている。星型の提灯は収入をもたらすだけでなく、ベトナムの中秋節の精神を広める誇りでもある」
現在、市場では小型なものは1個1万ドン(約57円)から、大型なものは15万ドン(約851円)まで。多様なデザインと手頃な価格により、村の製品は常に人気が高い
現代では工業製品の玩具が増えているが、バオダップ村では百年の伝統の「火」を守り続けている。人々の手で生み出される紙の星は、中秋節の夜を照らすだけでなく、ベトナム独自の民俗文化を守る光となっている

バオダップ村、中秋節で賑わう

(VOVWORLD) - 旧暦8月の満月、中秋節の季節になると、北部ニンビン省ホンクアン地区にあるバオダップ村では、数十万個にのぼる星型の提灯作りが最盛期を迎えます。竹とセロファン紙で作られる星型の提灯は、五芒星の形をしたベトナム伝統の民芸玩具であり、中秋節の夜に欠かせない象徴です。百年余り続くこの伝統産業は今も受け継がれています。この写真記事で、その活気ある風景をご紹介します。

ティエン・リン、ビエン・ミン(VTC News)