チン首相（右）とマナロ外相（左）

会見で、チン首相は、両国は今後も、ベトナム・フィリピン合同委員会の第10回会議で打ち出された目標の実現のために、より緊密に連携するとともに、各レベルの訪問団の往来、経済協力の強化などに力を入れる必要があると提案しました。また、両国の国防・安全保障協力、中でも、海洋での協力を強化することの重要性を強調し、両国の安全保障協力の拡大に必要な法的枠組みの強化に支持の意を示しました。

一方、フィリピンのマナロ外相は、国際の場における両国の連携と相互支持、およびベトナム東部海域（南シナ海）問題の平和的解決を促進するというチン首相の提案に賛成の意を示しました。また、双方は、DOC海上行動宣言の完全履行と、実質的かつ効果的なCOC海上行動規範の早期作成を目指すために、ASEAN内の団結維持、およびASEANの中心的な役割を強化することで一致しました。