9日、ベトナム政府は、違法な漁業、報告されない漁業及び規制されていない漁業を防止・抑制し、及び排除するための寄港国の措置に関する協定（略称：違法漁業防止寄港国措置協定）に加盟することにしました。

7月9日から13日にかけてローマで開催中のＦＡＯ国連食料農業機関所属水産委員会の第33回会議で発表されたこの決定は、ＦＡＯ水産委員会を始め、国際社会から評判を受けています。これは、水産業の持続可能な開発を目指すベトナムの決意の表れと評されています。

なお、2016年6月に発効した違法漁業防止寄港国措置協定は、FAOの枠組みの下採択された協定で、定められた基準に従わなかった船舶の入港を制限します。協定は、（ＩＵＵ）違法・無報告・無規制漁業への国際的な取り組の最終段階のまとめに相当します。ＩＵＵの規模は、年間約2600万トン、約230億ドルに上り、世界の持続可能な漁業を推進するうえで大きな脅威となっています。