核保有5カ国会議で米ロ対立=信頼不足で共同声明断念

【北京、モスクワ時事】核兵器を保有する国連安保理常任理事5カ国は30日、核軍縮や核不拡散などに関する第8回会議を中国の北京で開きました。

タス通信によりますと、出席者のリャプコフ・ロシア外務次官はトンプソン米国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)らと意見が対立したことを認め、各国間の信頼不足によって共同声明を「断念することになった」と語りました。会議は31日までです。

会議と並行して、トランプ政権が破棄する方針を示しているINF=中距離核戦力全廃条約をめぐるアメリカとロシアの再協議が行われるとみられますが、厳しい交渉が予想されます。

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