2018年のベトナムの外交活動

(VOVWORLD) -ベトナムは、2018年にも、引き続き、独立、自主、平和、協力、発展、全方位、国際関係の多様化、国際社会への主体的参入、各国の信頼にたる友人、パートナーになれるという外交政策を堅持しています。

2018年に世界情勢が変化したものの、ベトナムの外交活動は引き続き様々な成果を収めています。ベトナムと各国、及びパートナーとの関係は、拡大、深化されつつあります。特に、2018年の外交活動は、世界的な出来事に対するベトナムの役割を示してきました。

ベトナムは、2018年にも、引き続き、独立、自主、平和、協力、発展、全方位、国際関係の多様化、国際社会への主体的参入、各国の信頼にたる友人、パートナーになれるという外交政策を堅持しています。

二国関係の節目

2018年は、ベトナムと各国の高級指導者による相互訪問や、各省庁、部門の代表による接触が頻繁に行われた他、ベトナムと各国との一連の国交樹立記念活動は、ベトナムと各国との関係を深化させてきました。2018年末現在、ベトナムは、16カ国と戦略的パートナーシップを、11カ国と全面的なパートナシップ、及び、ラオスとカンボジアとの特別な戦略的パートナシップを持っています。太平洋経済協力担当国家委員会のグエン・グエット・ガ副委員長は次のように語っています。

(テープ)

「ベトナムは、重要な発展段階に入っています。また、59のパートナーとFTA自由貿易協定を締結しています。ベトナムは、国際社会への広範な参入、及び各国との緊密な連結を主張しています。」

新たな連結を形成

世界各国において保護主義的傾向が高まっていすが、ベトナムの主要な相手国からの貿易額や、投資・観光の誘致額は依然として増加しつつあります。2018年に、ベトナムを訪れた外国人観光客の数は、過去最高の1500万人を突破しました。これまでに、合計で71カ国がベトナムを市場経済国として認定しています。さらに、ベトナムは、CPTPP=包括的かつ先進的環太平洋経済連携協定に関する国内手続きを完了させ、EU=欧州連合間の自由貿易協定を締結しました。これにより、ベトナムが締結する自由貿易協定の件数は、16件にのぼっています。このことは、ベトナムが、国際貿易システムの形成に主体的に参加してきたことを示すものです。

国際場裏におけるベトナムの地位向上

2018年中に、ベトナムは多国間外交活動において著しい成果を収めました。ベトナムが2019年~2025年期のUNCITRAL=国連国際商取引法委員会に当選し、また、ベトナムの野戦病院が初めて国連の平和維持部隊に参加するなど、ベトナムは、主要7カ国拡大会議や、ASEAN首脳会議などの多国間会議に出席すると共に、国連人権理事会の人権と気候変動に関する決議案の作成にも参加しました。

2018年のベトナムの外交活動 - ảnh 1 ベトナムの指導者らとWEFのASEAN会議の参加者=WEF

特に、ハノイで開催された「ASEAN4.0:企業の精神と第4次産業革命」をテーマにした2018年のWEF=世界経済フォーラムASEAN会議は、ベトナムの世界への参入に節目を与えています。WEFのボルゲ・ブレンデ会長は次のように述べています。

(テープ)

「この27年間にわたって、WEF のASEAN会議と東アジア会議が開催されて以来、今回の会議は最も成功を収めました。ベトナムは、2010年にWEFの東アジア会議を主催してから、印象的な発展の道を歩んできました。また、この会議は、東南アジア諸国の指導者と大手企業の代表の参加を集めています。私たちは、ベトナムの役割を高く評価します。」

ベトナムで開催されたWEF のASEAN会議の成功は、ASEAN地域と世界において日々高まっているベトナムの役割と威信、地位を改めて示しました。

2019年にも、ベトナムは引き続き、独立、自主、平和、協力、発展、全方位、国際関係の多様化、国際社会への主体的参入、各国の信頼にたる友人、パートナーになれるという外交政策を堅持し、各国とのオープンな関係を維持し、国際共同体の共通問題解決に寄与してゆく方針です。

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