(VOVWORLD) -VOVが選んだ2018年の国内10大ニュースをお伝えします。
1.ベトナム共産党中央委員会は第12回党大会の決議を実施するための多くの重要な決議を発布しました。
2018年、ベトナム共産党中央委員会は第12回党大会の決議を実施するために多くの重要決議を発布しました。これらの決議は国の持続可能な発展と党員や一般市民の生活につながる長期的にも重要な意義があります。特に、2018年に開催された党中央委員会第7回総会は「任務の遂行能力を十分に応えられる各レベルの幹部育成」に関する決議を採択しました。また、党中央委員会第8回総会は「政治局員、書記局員、党中央委員を始め、党員の模範的な責任」に関する規定を出しました。そして、第9回総会は2021年~2026年期における党中央委員会の幹部の推薦と政治局員、書記局員に対する信任投票を行いました。
2.国会は運営活動を改革し、国の多くの重要な問題を決定しました。
2018年、国会は政府に対し、経済社会発展、経済構造の再構築、国家財政、中期的投資計画に関する国会決議のこの3年間の実施状況を報告することを初めて要請しました。これまで、国会はその実施状況を3年ではなく、5年毎に総括しました。また、国会での質疑応答や国会が選出、または、承認された役職者に対する信任投票が引き続き行われました。年内に、国会が汚職防止対策法改正案とサーバーセキュリティ法案を可決したことは立法活動における突破口とされていました。
3.マクロ経済の安定化と経済成長率の増加2つの目標を同時に遂行しました。
共産党の指導の下、政府の精力的な指導により、2018年、ベトナムは経済社会発展に関する12の目標値を遂行しました。GDP=国内総生産の成長率は7%に達し、この10年で最高となりました。特筆すべき事は高い経済成長率を達成しながらも、マクロ経済の安定が維持されているということです。
4.グェン・フー・チョン共産党書記長が国家主席に選出されました。
第14期国会第6回会議で、グェン・フー・チョン共産党書記長が賛成多数で国家主席に選出されました。これは政治面で重要な出来事であり、全国の市民の願望に応えています。現在の情勢において、党書記長が国家主席を務めることは国の指導活動に有利な条件を作り出すとされています。
5.国会はCPTPPを可決しました。
11月12日、ハノイで開催中の国会は、CPTPP=包括的かつ先進的環太平洋経済連携協定の批准決議、及び、関連文書を賛成多数で可決しました。これは、重要な政治決定であり、ベトナムの国際社会への主体的な参入、世界経済の影響に対応できる可能を示すと同時に、他の自由貿易協定に関する交渉、締結を推進します。
6.ベトナムはWEF ASEAN を主催しました。
2018年、ベトナムは「ASEAN4.0:企業と第4次産業革命の精神」をテーマにしたWEF ASEAN 2018=ASEAN世界経済フォーラムを主宰しました。この出来事は国際社会の特別な関心を集めました。フォーラムの開催期間中、60の討論会が行われ、ASEAN加盟諸国や多国籍企業の指導者らおよそ1千人が地域と世界の差し迫った問題について協議し、構想を分かち合いました。また、このフォーラムに関し、およそ8千件の記事が執筆されたほか、700万人がソーシャルネットワークを通じて監視し、コメントを出しました。また、およそ9万人が会議の討論会の生中継を視聴しました。
7.汚職撲滅が精力的に実施され、多くの上級幹部が処分されました。
汚職との戦いには「例外がない」「禁止区域がない」というのがグェン・フー・チョン党書記長・国家主席を始め、党、政府の強固な決意であり、全国民の支持を受けています。多くの上級幹部が定年退職後であっても逮捕、訴追されました。
8.2018年の高校卒業試験における不正行為
北部ハザン省、ソンラ省、ホアビン省などの教育分野に携わる幹部が公的機関の職権を乱用し、不正に複数の受験者の点数を引き上げた行為は世論に打撃を与えました。その他、校内の暴力は教育分野の差し迫った問題となりました。これらは教育分野の差し迫った問題を示しています。
9.自然災害が多発し、多くの地方に甚大な被害を与えました。
2018年に発生した自然災害により、218人が死亡し、損害額は20兆ドン、約千億円にのぼりました。大洪水により、ハノイや中部ダナン市、ホーチミン市が浸水した他、北西部にある多くの地方が孤立され、交通網が麻痺しました。
10。ベトナムサッカーが奇跡の勝利を収めました。
2018年、ベトナムサッカーは多くの成功を収めました。具体的に、ベトナムサッカーはAFFスズキカップで優勝した他、インドネシアで行われた第18回ASIAD=アジア競技大会で第4位に、中国で開催されたU23=23歳以下のサッカーアジア選手権大会で2位に立ちました。ベトナムサッカーが達成した成果には韓国人の監督 朴恒緖(パク・ハンソ)の優れた指導の他、長年来、サッカー選手の育成に取り組んできた国内の多くのサッカークラブの賜物とされています。