ジンバブエ 大統領の近くで爆発 暗殺狙った事件か

(NHK) アフリカ南部のジンバブエで、23日、大統領選挙に向けた与党の集会に出席していたムナンガグワ大統領のすぐ近くで爆発が起きました。大統領は無事でしたが、地元メディアは、ムナンガグワ氏の暗殺を狙った事件の可能性もあると伝えています。
ジンバブエ 大統領の近くで爆発 暗殺狙った事件か - ảnh 1   ムナンガグワ大統領(写真: THX/TTXVN)

アフリカ南部、ジンバブエの第2の都市ブラワヨで、23日、大統領選挙に向けた与党の大規模な集会に出席していたムナンガグワ大統領のすぐ近くで爆発が起きました。

国営テレビが伝えた映像では、大統領が、集まった支持者に手を振っているとき、突然「ボーン」という音とともに爆発が起き、現場付近が白煙に包まれ、人々が走って逃げる姿が映っています。

大統領府の報道官や現地からの報道によりますと、大統領は無事でしたが、けが人が出ているということです。

ジンバブエでは、40年近くにわたって国の実権を握り続けた当時のムガベ大統領が去年11月、辞任に追い込まれ、ムナンガグワ氏が新しい大統領に就任しました。

来月30日には、ムガベ氏の辞任以降初めての大統領選挙が予定されていて、ムナンガグワ氏も立候補を表明して、各地で演説集会などを行っていました。

地元メディアは、ムナンガグワ氏の暗殺を狙った事件の可能性もあると伝えています。事件があった都市、ブラワヨは、与党に批判的な支持者が多い地域とされています。


 

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