トランプ大統領就任 各国から期待と警戒感



トランプ大統領就任 各国から期待と警戒感 - ảnh 1
(写真:ロイター)





(NHK)アメリカのトランプ新大統領が就任したことを受け、各国の首脳などからは期待や警戒感など、さまざまな反応が示されました。

カナダのトルドー首相はトランプ新大統領の就任演説を受けて声明を発表しました。この中で「カナダとアメリカは世界でももっとも緊密な2国間関係を築いてきた。両国はともに貿易と投資の強い結びつきで利益を得て経済を統合し、何百万人もの雇用を支えている」と指摘し、TPPやNAFTAへの具体的な言及はないものの、自由貿易の重要性を強調しています。

メキシコのペニャニエト大統領は、トランプ新大統領の就任演説を受けてツイッターに投稿しました。この中でペニャニエト大統領はトランプ氏に祝辞を述べ、両国の関係を強化しようと呼びかけています。その一方で、「トランプ新政権とお互いに敬意を示す関係を築きたい。メキシコの主権と国益、それに国民を守ることが新たな政権との関係に影響を与えるだろう」とも述べて、警戒感もにじませています。

中国では、国営メディアがトランプ大統領の就任を速報で伝えました。このうち中国中央テレビは「トランプ氏は就任演説の中でアメリカ第一主義を強調した」と記者が現地から電話中継し、大統領就任に反対するデモが起きていることを伝えました。
トランプ大統領の就任式を控え、イスラエルのネタニヤフ首相はユダヤ教の安息日が始まる直前にツイッターで、「おめでとう、わが友トランプ大統領。イスラエルとアメリカの同盟をかつてなく強いものにするためともに働くのを楽しみにしている」と投稿しました。

また、パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長も就任式の後、通信社を通じて「トランプ大統領に祝意を示すとともに、悲劇的な時代を迎えている中東や、混乱する世界に安全と安定をもたらすためにともに働くことを楽しみにしている」とコメントを発表しました。


 

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