（写真：AFP/TTXVN）

ニュージーランドの総選挙は２３日、日本時間の午前６時から投票が始まります。

今回の選挙では、イングリッシュ首相率いる与党・国民党が、堅調な経済成長を実現してきた実績を強調して、支持を訴えています。これに対して、支持率が低迷していた最大野党・労働党は、先月就任した３７歳の女性党首、アーダーン氏が変化を強く訴えて、支持率を急速に伸ばしてきました。

野党・労働党は高騰する住宅価格を抑えるため、外国人による住宅への投資を規制する公約を掲げていて、自由な貿易や投資の促進を目指すＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定の今後の交渉に影響が出る可能性も指摘されています。

現地メディアによりますと、最新の支持率は、国民党が４５．１％、労働党が３７．２％となっています。しかし、どちらの政党も単独で過半数の議席を獲得するのは難しい情勢で、９年ぶりに政権交代するかどうかは、少数政党との連立交渉がカギとなりそうです。