（写真：VGP）

22日午後、政府本部で、グエン・スアン・フック首相は、ベトナムを訪問中のシンガポールのテオ・チーヒエン副首相と会見しました。

フック首相は、両国関係のさらなる強化への意向を表明するとともに、「ベトナムは常にベトナムに進出しようとするシンガポール企業の便宜を図っており、シンガポール企業がインフラ整備や、再生エネルギー、スマート電気網、ハイテクなどの分野に投資することを奨励している」と明らかにしました。

ベトナム東部海域（いわゆる南シナ海）問題に関し、双方はこの海域での航行の自由・安全確保や、1982年国連海洋法条約を含む国際法による問題解決の重要性、ASEANの役割などを再確認しました。テオ副首相は、「双方は、企業へのインベンション環境づくりや、食糧安全保障、シンガポールへのベトナムの農産物輸出の強化などに力を入れていく必要がある」と訴えました。