フック首相、第4次産業革命に関する対話に出席

(VOVWORLD) - 現地時間23日深夜、グエン・スアン・フック首相はWEF年次総会(ダボス会議)の枠内で、多国籍企業の指導者らと、「第4次産業革命での能動性と創造性の推進」をテーマにした対話を行ないました。

席上、フック首相はこれまでのベトナムの迅速な発展の理由として政治的社会的安定が維持され、刷新事業が精力的に推進されてきたことを挙げ、「2018年、GDP=国内総生産の伸び率は7.08%に、一人当たりの所得は2600ドルに達した」と明らかにしました。また、ベトナムは企業の生産経営に有利な条件を作り出し、投資経営環境の改善に力を尽くしてきた結果、2018年の輸出額はおよそ4800億ドルを突破し、輸出超過額は74億ドルにのぼっています。

フック首相は、対話に参加したEU=欧州連合の企業に対し、ベトナム・EUのFTA=自由貿易協定の早期締結を働きかけるよう希望を表明しました。

さらに、「24日、ベトナムとWEFはベトナムでの第4次産業革命センターの設立に関する協力合意書を締結し、このセンターはアメリカやEUに置かれたWEFの同様のセンターと連結される」と明らかにしました。これにより、ベトナムは地域諸国に先駆けて、第4次産業革命の開発に関する枠組みを設立した上で、新たな技術を試験的に導入し、環境に優しい製品やサービスづくりに官民連携モデルを適用することになります。

対話で、投資家らはこの20年間にわたるベトナムの発展に深い印象を示すとともに、ベトナム・EUのFTAを支持すると確約しました。

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