フン王にお供え物を献上する

中部高原地帯テイグエン地方にあるダクラク省ブオンマートート市で、太鼓とドラの演奏が披露された後、地元の人々は線香を手向け、お供え物を献上しました。ブオンマートート市トゥアン区のルアン・ティ・リエンさんは次のように語りました。

（テープ）

「私はベトナム風チマキ『バインチュン』や『バインゼイ』を作りました。私たちは、建国の功労者であるフン王の命日を祝うため、これらのチマキを作ることができ、とても感動しました。この機に、国の平和、平穏、ベトナム国民の幸福を祈ります」

一方、コントゥム省の多くの居住地や宗教施設で、朝早くからフン王の命日を祝う様々な活動が行われました。コントゥム省コントゥム市にあるルオンケー集会所の管理委員会のフアン・テー・ゴック委員長は次のように語りました。

（テープ）

「ベトナム人は『水を飲むとき、その井戸を掘った人の恩を思う』という美意識を持っています。ベトナム人ならば、どこに住んでいても、建国の祖フン王を祀る習慣があります。フン王の命日に、国の安泰、国民の平穏、順調な天候を祈ります。この命日を通じて、私たちの子孫が国の歴史や文化を理解できるようになります」

一方、同日、ホーチミン市にある民族歴史文化公園に位置する歴代のフン王の記念塔で、フン王を偲ぶための線香を手向けました。そのほか、この機に、バンチュンづくりコンテスト、武術パフォーマンス、龍舞、民間遊戯、歌舞公演など様々な活動が披露されました。