グエン・スアン・フック首相（左）セバスティアン・クルツ首相（右）

席上、両者は今後、双方関係を広範でかつ実質的に発展させること、各レベルの訪問団の交換を促進すること、設立された協力メカニズムを活用することで一致しました。また、両国企業に投資・貿易協力を強化するため、有利な条件を作り出し、オーストリアを欧州におけるベトナムの第一の経済パートナーにすることでも合意しました。さらにベトナム東部海域を平和、友好の海域にし、1982年国連海洋法条約を遵守する必要性を強調しました。

同日、フック首相はベトナム・オーストリア ビジネス・フォーラムに参加しました。席上、フック首相は「ベトナムに進出しようとする外国人投資家に有利な条件を作り出す」と強調するとともに、オーストリア企業に対し、ハイテク・アグリカルチャー、加工、製造業、ハイテク地区、インフラ整備、観光に投資を行なうよう希望を表明しました。フック首相は次のように語っています。

（テープ）

「およそ1億人の人口を抱えるベトナムは投資開発への需要が非常に大きいです。このフォーラム後、皆様はベトナムの国営企業や民間企業の代表と会合を行い、協力措置について話し合うよう要請します。皆様が金融面で潜在力があれば、ベトナム国営企業に皆様への通信、銀行、保険分野の株式の販売を求めます。また、高速道路株式会社の株を購入することもできます。」

同日、フック首相はオーストリアのいくつかの大手企業の指導者と会合を行いました。