２９ 日、ハノイで、ベトナム内務省と国連人口基金は、ベトナム青年に関する国家報告を発表しました。この報告が公表されるのは今回が初めてです。

公表式の様子（写真：http://radiovietnam.vn）

公表式典で発言にたった国連人口基金ベトナム事務所のリツ・ナッケン所長代理は、「青年の割合はベトナム人口の２７．７％を占めており、過去最高となっている」と述べ、「若者中心の人口ピラミッドを持っている」と明らかにしました。

ナッケン所長代理は次のように語りました。

（テープ）

「若者への投資を今すぐ行わなければ、若者が参加しない社会になってしまいます。私たちは、若者に影響を与えるすべての政策を再検討した上で、包括的な政策を見出す必要があります。若者向けのプログラムを効果的に展開するためには、これらの政策の実施に十分に投資すると共に、監視体制を整えるのが重要だと思います。」

ベ トナム青年に関する国家報告は、教育と訓練、労働と雇用、健康ケアにおける青年の状況、及び、これらの分野における政策の実施状況を分析しました。また、 ２０１５年以後の青年開発計画の作成や、２００５年の青年法の改正などに必要なデータも提供しています。

そして、この報告は、ベトナムは青年開発分野において多くの成果を収めたにもかかわらず、若い弱者を始めとする青年たちが質の高い教育と訓練を受け、安定的な仕事ができ、青年関連政策の制定と実施に参加できるような取り組みが必要であると指摘しました。