ミン副首相兼外相
カナダのジョン・ベアード外相の招きに応え、9月29日から30日にかけてファム・ビン・ミン副首相兼外相はカナダ公式訪問を行ないました。
訪問期間中、ミン副首相兼外相はベアード外相と会談し、両国の友好協力関係の強化措置などについて協議しました。席上、ミン副首相兼外相は「ベトナムはカナダとの長期的かつ全面的なパートナー関係を重視している」と強調すると共に、両国に対し、各レベルの代表団の相互訪問を頻繁に行うよう提案しました。
一方、ベアード外相は「カナダは、自国のアジア太平洋地域政策において、ベトナムとの関係を重視している」と強調しました。訪問期間中、ミン副首相兼外相はクリスチャン・パラディ国際開発大臣兼フランス語圏諸国連合担当大臣とも会合を行いました。
パラディ大臣は「カナダはベトナムの経済発展戦略を支持している」と強調すると共に、「銀行システムの改革、中小企業の発展、職業訓練、持続可能な管理などの分野におけるベトナムを引き続き支援してゆく」と公約しました。
他方、エド・ファスト国際貿易大臣との会合で、ミン副首相兼外相はカナダ政府に対しベトナム製品へのオープンな政策をとると同時に、ベトナムを市場経済国として認めるよう求めました。
これに対し、ファスト大臣は「ベトナムは、貿易、教育、及び開発援助分野において、カナダの優先対象の一つである」と明らかにし、ベトナムとの経済・貿易関係を新たな発展段階に押し上げたい意向を表明しました。
この機に、ミン副首相兼外相はカナダ議会の指導者らと会見した他、在カナダベトナム大使館の幹部職員及びカナダ在留ベトナム人共同体と懇親しました。