ロシア疑惑 捜査報告書は「でっちあげ」トランプ大統領が不満

(VOVWORLD) -アメリカのトランプ大統領は公表されたロシア疑惑に関する捜査報告書について、「でっちあげで、完全に誤った内容が含まれている」として、不満をあらわにしました。一方、野党・民主党は疑惑に関して追及を強める構えで、今後、与野党の攻防が激しくなりそうです。
ロシア疑惑 捜査報告書は「でっちあげ」トランプ大統領が不満 - ảnh 1 トランプ大統領(左)とモラー特別検察官=AFP/TTXVN

アメリカではロシア疑惑に関する捜査報告書が18日、公表され、捜査にあたっていたモラー特別検察官はトランプ大統領による司法妨害の疑いについて完全には否定できないという見解を示しました。

これを受けて、トランプ大統領は19日、ツイッターに「クレージーなモラー報告書の中で特定の人たちが私について言及している内容はでっちあげで、完全に誤っている」と書き込みました。

そのうえでロシア疑惑の捜査について「違法に始められた作り話で、捜査が行われるべきではなかった」として、不満をあらわにしました。

一方、議会下院の司法委員長を務める野党・民主党のナドラー議員は、公表された報告書の一部が別の事件の捜査に関わるなどとして黒く塗りつぶされていたことから、来月1日までに完全版を提出するようバー司法長官に求めました。

これに対し、司法省は声明の中で「時期尚早で不必要だ」として、現時点では提出には応じない考えを示しました。ただ、民主党はモラー特別検察官に議会での証言を求めるなどして追及を強める構えで、今後、与野党の攻防が激しくなりそうです。(NHK)

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