仏大統領選 2人の候補が同じ工場で訴え 選挙戦激しさ増す


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マクロン候補=THX/TTXVN


来月7日に行われるフランス大統領選挙の決選投票を争う中道の無所属、マクロン候補は26日、みずからの地元の北部の町アミアンを訪れ、来年、閉鎖される予定の家電メーカーの工場の労働組合の幹部と地域の商工会議所で会談しました。

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ルペン候補=THX/TTXVN


その会談のさなか、極右政党・国民戦線のルペン候補が同じメーカーの工場を直接訪れて従業員と面会し、自分が大統領に選ばれれば工場が閉鎖されないようにすると訴えました。
そのうえで、「マクロン氏は経営側の味方だ。労働者を守るのは私だ」と述べ、従業員に支持を呼びかけました。

これを知ったマクロン氏は、当初は訪問を予定していなかった工場を急きょ訪れ、企業への支援策について1時間余り従業員と話したうえで、「ルペン氏は15分しか工場にいなかった。この問題を政治的に利用している」と批判し、ルペン氏へのライバル心をむき出しにしていました。

2人の候補が同じ日に同じ企業を訪問して支持を呼びかけるのは異例のことで、決選投票に向けて双方の選挙戦は激しさを増しています。(NHK)

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