日仏首脳 対朝鮮民主主義人民共和国制裁決議の完全履行へ協力確認

(NHK)ニューヨークを訪れている安倍総理大臣は、フランスのマクロン大統領と会談し、核実験などを強行した朝鮮民主主義人民共和国に対する国連安全保障理事会の一連の制裁決議が完全に履行されるよう、緊密に協力していくことを確認しました。

日仏首脳 対朝鮮民主主義人民共和国制裁決議の完全履行へ協力確認 - ảnh 1       (写真:AFP/TTXVN)

安倍総理大臣は、日本時間の21日未明、訪問先のニューヨークでフランスのマクロン大統領とおよそ40分間会談しました。

この中で安倍総理大臣は、国連安全保障理事会で新たな制裁決議が採択されたあとも朝鮮民主主義人民共和国が弾道ミサイルを発射したことについて、「国際社会に対するこれまでにない重大かつ差し迫った脅威になっている」と述べました。

そのうえで安倍総理大臣は、「北朝鮮に対して格段に厳しい制裁措置を含む安保理決議が全会一致で採択できたことを高く評価する。新たな決議を含む関連の安保理決議は完全に履行されて初めて真価を発揮する」と述べました。

これに対しマクロン大統領は、「日本の懸念を理解し、フランスとしても断固として対応したい」と応じ、両首脳は、北朝鮮に対する一連の安保理決議が完全に履行されるよう緊密に協力していくことを確認しました。

安倍総理大臣とマクロン大統領との会談は、ことし5月にイタリアでG7サミット=主要7か国首脳会議に合わせて行われたのに続き2回目となります。

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